評価:★★★★☆ 3.8
関ヶ原の戦いに敗れた石田三成は、山中で一人きりだった。そこにひょっこり現れたのは佐助と名乗る真田の忍び。三成は何の用かと問うが、2人の話は噛み合わなかった。
「ちょっと待て! つまり我らは……ひょっとして……勝った、のか?」
「はい。私の知る限りのことをお話ししましょう」
佐助から語られたのは、(三成が逃げ出した後に)巻き起こった奇跡の逆転劇だった!主人公は愚痴るだけ。
忍者要素もちょっとだけ。
魔法・超能力に転生・転移、現代要素は一切無し。
恋愛要素は絶滅しました。全てが終わっちゃった後に語られる残念歴史IFコメディ
話数:全7話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
いわずと知れた関が原の戦い。もし、石田三成の西軍が勝っていたら?という戦国ファンは見逃せない胸が熱くなる設定。ところが、なぜか、島左近も、大谷吉継もすでに三途の川を渡っていて、主人公である石田三成自身も山中を彷徨っているという、こちらは史実の展開。熱いIF設定と、史実どおりの絶望的な展開の三成の状況とが、衝撃のラストまで読者を引きずりこみます。わたしは、忍法のネーミングにはヤラれました。