評価:★★★★☆ 4.2
35歳の中小企業エンジニア、佐藤雅之がテンプレ通りの異世界転生で女神にもらったチート能力は、なんだか妙に科学的。こんなんで魔王と勇者の戦争をホントに止められるの?
「佐藤さんがこっそり投稿してるファンタジー小説って、いつもハッピーエンドじゃないですか! 私の世界もハッピーエンドにしてください!」
ファンタジー的なハッピーエンドの縛りプレイって、それどんな無理ゲー!?
痛い勇者を妨害したり、魔族軍に味方したり、魔王様と「タップリ」仲良くなって共闘したり。
いくらチートがあっても、主人公じゃない俺の脇役物語。※完結しました。シリーズ第二弾「理系のおっさんが物理と魔法で異世界チート2」もよろしくお願いいたします。
話数:全41話
ジャンル:仕事もの
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
これまでたくさんの小説を読んできましたが、この作品は本当にスッキリとしていて、納得のいく最後で、満足の一言でした!正直、小説としては短めではありますが、だからこそ中に詰まった面白さがより際立つ!するすると話しが進み飽きることなく最後まで一気に読めてしまいます!!シリーズ化してるので、別の世界の話にはなりますが、満足が続きます。書籍化されたら全巻揃えたいくらいです✨それぞれ千差万別の意見があると思いますが、色んな小説を読んできて、はじめて皆様にオススメしたいと思った小説です。この作者の作品はどれも面白く、痛快です。ぜひ、色んな方に読んで頂きたいです!
世界に平和をと女神に望まれいきなりチートつきで異世界に放り込まれればそこは魔族と人間の戦争の真っ最中。軍勢がぶつかる直前でした。でも、大丈夫。それが物理と魔法で異世界チートする理系のおっさん。おっさんは、派手に死と破壊を撒き散らして世界を創り直したりする?いいえ。それは常識人ではなく国際テロリスト。おっさんは、陰謀と暗殺と金の力で軍事利権を操って戦争をコントロールする?いいえ。それは常識人ではなく国際軍産複合体に出資する巨大資本家集団。おっさんは常識人だからこそ、凡人で凡庸な一市民。そんな自分が特別で人間は皆下種だと思ってる‘ 下種脳 ’ではありません。だからこそ、これは「皆の平凡な幸せと未来を願う理想」を大事にする物語。和平のためにチートを使うけど今一脇役っぽい理系中年の物語は90年代日本のコメディっぽい「あ、かる~い物語」です。