霧の塔、白銀の杭 完結日:2017年5月22日 作者:山彦八里 評価:★★★★☆ 4.2蒸気混じりの霧、サンザシの枝 落ちてくる少女、灰色の少年 ――――霧の塔、白銀の杭 話数:全24話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 男主人公 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 人外 落 錬金術 注意:残酷な描写あり なろうで小説を読む
ヤバイ。吸血鬼ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバまず強い。もう強いなんてもんじゃない。超強い。強いとかっても「吉田沙保里20人ぶんくらい?」とか、もう、そういうレベルじゃない。何しろほぼ不死。スゲェ!なんか寿命とか無いの。無限だし超強い。ヤバイよ、感染だよ。だって普通は種族とか感染しないじゃん。家族が増殖して、去年はお年玉一人分だったのに、今年は百人分とか泣くっしょ。「じゃあ何で感染するの?」っていったら錬金術師にしかわからない。ヤバイ。その他は誰にも分からないなんて凄すぎる。あと超、弱点多い。太陽光、木の杭、流水、金属、米、諸説。弱点多すぎ。なにそれ怖い。でも主人公は全然平気。そのまま倒す。凄い。ヤバイ。とにかく貴様ら、この作品のヤバさをもっと知るべきだと思います。そんなヤバイ作品書いた作者さんとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。※宇宙ヤバイより複写改変
“これはボーイ・ミーツ・ガールの物語です。怪異と戦う少年と怪異の側に在る少女が出会う、と言えば古典的ですね?しかし、王道展開だからこそ作者の筆力が問われるもの。日差しさえも覆い隠す濃い””霧””に包まれた世界。霧の中からは怪異が現れ、さらには元凶たる邪悪にして哀れなる存在達が潜み蠢いている。霧と血煙と蒸気が入り混じり、差し込む陽光は暖かく、暗澹な世界なれど力強く生きる人間達の営みが――浮かび上がるだけでなく、匂い立つかのような情景描写に私は魅せられました。相容れぬはずの少年と少女には共通点があります。それは「幸い」とは何であるかを知らずに、生きてきたこと。二人が何を見て、どのような答えに至るのか。そこに””幸い””はあるのか。この*善き*物語を終まで見届けた時、嗚呼、これぞ王道ファンタジーだな、という感嘆と感動が待っていることでしょう。”