評価:★★★★★ 4.5
得体の知れない化け物、『僕』。自分が何者なのかも分からず、長い時を独りで過ごしてきた僕の元に、大雨の中、真っ白な髪と酷い隈を持った『人間』の少女が現れる。
自分のことが嫌いなふたりは、そんな自分のことを受け入れてくれるお互いに、徐々に心を開いていく。しかし、少女と僕が出会った本当の理由は、あまりにも残酷なものだった……「私があなたを殺す前に、あなたに私を殺してほしいんだ」
これは、僕が君を殺すまでの話。**暗めの話な為、苦手な方はご注意ください。
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話数:全5話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
ぜひ御一読を。できれば、お時間とっていただいて、一気読みを。悲しくも暖かで、冷たくて優しい、暗くも儚い、良い矛盾というか、対比に満ちたお話です。特に全景の見えない序盤の、雨が浸潤してくる様子などは、ダウナー好きにはもってこいかと思われます。(わたしがそうです) 童話的でありながら、妙に生々しい部分が胸に迫って来ると思われますので、どうか確と、『僕』 の、生きざまを見届けてあげてください。