評価:★★★☆☆ 3
虐められた若者の求めたものは正しさ。正しさを回復する為に求めたものは、犠牲と報復。しかし、それは愛を見失う。
ひ弱な男子生徒は毎日いじめの地獄を味わっていた。そして自分を責め続けた。「いじめにあうのは、僕がいるから。僕がいることで、みんなに迷惑をかけているから・・・・・。」いじめに耐え、いじめに耐え続けるやもめの息子。彼の唯一の救いは、ふと知り合った遊女の娘だった。その彼女にもまた、いじめのつらい日々と重なる死病という苦しみが加わる。彼らの愛を理解するのは、彼の祖母と、彼女の母のみ。若い二人は、つらい日々からの救いを、正義の中に、人類の最高の智慧である仏教に模索していく。成長の故にぶつかる性の目覚めと大人への階段。その戸惑いの中で模索をしつつ成長していく二人は、周りに影響され、別れを経験するものの、やがて智慧を越えた愛、互いに触れ合う慈愛を見つけた。しかし、彼の傲慢が彼女の死を招き、それが別れにつながった。しかし、たとえ、呪いと死が二人を分かつとも、互いの自己犠牲が再び互いの愛を、さらには復活への希望を約束する。
話数:全2話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15