評価:★★★★☆ 4.4
人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔物の気持ちもよくわかる。おかげで周囲からは知勇兼備の名将だと思われているが、実際は苦労の連続だ。
やたらと暴力に訴えがちな魔物たちを従え、すぐに文句を言う人間たちも何とかして、彼は今日も魔王軍の中堅幹部として頑張る。※本編完結しました(2016年12月30日)。外伝も完結しました(2017年6月30日)。
※書籍版がアース・スターノベル様から発売中です。書籍化に伴うダイジェスト化はありません。
※瑚澄遊智先生によるコミカライズもコミックアース・スター様から発売中です。
話数:全415話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
苦がなく全て読み切れる作品ですまず、世界観がかっこいい、出てくる登場人物みんな各々の正義があってかっこいいし、見てて癒される何故アニメ化されないのか不思議な作品途中からあれ、主人公魔王になんじゃねえの?って思ったけど最後までタイトル詐欺しなかったのも高評価ハーレムではなく1人の女性に対し一途なのも高評価!!後日談は人によって評価分かれるかも
わざと時間をかけてゆっくり読んだのに読み切ってしまった。ワクワクドキドキ楽しく読ませて頂きました。完結済みなのを知って居たので、ゆっくりと読みましたが、読み切ってしまって、副官ロスです、、、。ご都合過ぎなところもまた最高!人間味のとても溢れた人狼。いろいろ国、環境、出会い。ただの転生物とは違った感じの、とても素敵な物語でした。
この作品をラノベとカテゴライズするのは申し訳なく感じる。まず主人公がとにかくシブい。魔王の副官で、人間と対立するはずの人狼であり、悪巧みに顔を笑ませるのがもうどうにもラノベ主人公にはそぐわない。かと思えば死んだ敵に同情を寄せる甘さや、時に間抜けな姿がやけに人間臭く、二枚目悪役キャラからもまた一線外してくる。どこまでも自分をサブキャラに位置づける副官ヴァイトは、職分と平穏を両立しようと日々折衝に苦心する。数多の戦を勝ち抜くにも関わらず、彼の真髄は力ではなく現代的な思考をベースにした巧みな外交だ。その細やかな努力の結果、彼の行く先々で友好的な関係が花開く。その指針はやはり転生経験であり、彼は二度目の人生を真っ直ぐに生き抜いていく……大筋では転生サクセスストーリーとして王道を貫いているにも関わらず、最後に入る次話予告のタイトルに、こんなに毎回わくわくとさせられたのは久しぶりだ。
壮大な異世界の政治を体験できると最初に約束しておこう。魔王の副官というタイトルではあるが、その中身は異世界の歴史の途方もないスケールで描いた大河ドラマだ。その中で主人公はあらゆる分野で活躍する。戦い、政治、学者的思想など実に万能と言っていい。そして様々な意味で日本人と呼べる思想の持ち主だ。その最も代表的な例として彼は一人の女を愛しぬく、それが当たり前だとう価値観を持っている。つまりハーレム要素はこの作品、もとい主人公には皆無だ。そういうものを求めているのなら諦めておけ。ただし、異世界の政治や文化を体験したいならこの男前の人狼の青年の生涯をおってみるのも悪くはないとだけここに記しておこう。
まさか仕事の最中に一気読みしてしまうとは思いもしませんでした。それくらいに面白い作品でした。副官という言葉から戦記ものかなと勝手に推測をたてていたのですが、想像以上に面白かったです。戦闘は緻密に計算されており、一切の矛盾が生じていないと個人的には感じました。個人的にはドエニスク家の面々が人間臭くてとても好きです。政争のお話を読みたいのであれば、この作品をぜひ!
なろうにはまり始めで読み進め、一気に読むことに♪しかし、息子篇が始まるかな~♪って想ってたら、一気に時代が翔んで未来から人狼の歴史を顧みるラスト。しかし、省略されたからこそ、文面に閉じ込めらた人狼の歴史が生々しく甦る読後感に背筋が震えました。魔王様の遺志を受け継いでからの活躍、北の秘境国家の内乱を快刀乱麻に解決したり、国々を飛び回りながら人狼世界の広さに目を見張り、多彩な魔物にワクワクし、まるで自分たちが転生して暮らして居るような錯覚で夢中になります。コミカライズは、シンプルな線と陰でありながら、豊かな量感が紙面から迫り、コボルトの可愛さに悶えたり、魔王様の迫力に震えつつも、理知に富んだ眼差しに魅了され、今まで文字の字間から浮かんでた人狼達の躍動感が眼に焼き付きます。コミックと合わせ、本編の書籍も揃えたいです♪
この話は狼男に異世界転生した男性のお話ですどっちかというと若い子向けというより、中高年のおじさん向けの作品かな?中二病的全能感で俺ツエーしたり意味もなくモテモテになる昨今の俺ツエー作品が好きな子供向けではなく 社会の現実と苦悩を知って頑張る社会人向けだと思いますしっかりして世界構成、人間関係を描いており、その中で副官という中間管理職、そして元人間ながら魔族に転生した複雑な感情をうまく描いておりそういった部分がこの作品の売りでありそういうお話が好きな人にはぜひおすすめしたい話です
前から読みやすいしストーリーも面白いしとは思ってましたが、久々に読み返してみると改めてこの作品の良さがわかってきます。本当に転生出来るなら人狼になりたいと思ってしまいます。色んなキャラがでてきますが、それぞれ個性的で名前よりも個性で、久しぶりに登場してもすぐに思い出せるようになってます。終わってしばらく経ってますが、改めてこぼれ話みたいのがあると嬉しいです。
終始一貫して硬派な主人公で好感が持てます。周囲には口説けば落ちそうな女性たちがたくさんいるにも関わらず、常に誠実であり、謙虚な姿勢を崩さない。でも謙虚すぎるのが珠に傷。……そこが面白いんですけどね!転生という要素はあるものの、俺つえーからのハーレムではなく、羽陽曲折と時間をかけた美女と野獣のラブロマンス大河ファンタジーという雰囲気が読者を物語に引き込むんでしょうね。
この作品が好きすぎて、何度も読み返しています。この物語は、何処を取っても面白いです。内政、交渉、戦闘、友情、策略、恋愛など、どの分野も面白い!主人公が元人間、現魔物であるという設定で、しっかり両者の価値観の違いが表現できているのも凄いですし、両者の価値観のすり合わせを試みる主人公の苦労も読んでいて頑張れ!と応援したくなります。物語が進むにつれて、舞台が変わったり、主人公の目指す目的が変わるので、マンネリもありませんが、主旨がぶれることは無く、主人公のスタンスも一貫していてします。主人公めちゃくちゃかっこいいです。物語を読み進める度に株が上がっていきます。ハーレム展開ではないのですが、登場する女性キャラがみんな可愛い!完結済みで、外伝もあるのですが、こんなに更新が心待ちになる外伝もはじめてでした。この文字数では面白さが全て伝えられないのが残念です。ぜひ御一読を!