評価:★★★★☆ 4.2
町に音楽隊がやってきました。
ハーメルンの人々は、大喜びです。斧や、鍬や、鎌を手に手に。
高らかに笛の鳴るほうへ、舌なめずりをしながら歩いていきます。
舞台の上には、5人の楽団員。
小児と、少女と、壮年と、中年と、老女です。
さてさて皆さん、上手に歌を歌えるでしょうか?『各々が番(つが)いではないカラスが、7羽いました。
それぞれに、7つの子がいました。
カラスは全部で、何匹でしょう?』びくびく、うきうき、どきどき、はらはら。
大丈夫かな、大丈夫かな?もしも、間違った歌を歌ったら。
……殺されちゃいますよ?
※※この小説は、デスゲーム小説です。
登場人物は、全員死ぬ可能性があります。
もちろん猫の少女も、例外ではありません。※※このお話は、拙作『ブレーメンの屠殺場』の2作目になります。
前作を読まずに今作を読んでも話が分かるようになってはおりますが。
前作のネタばれを多量に含んでいます。
『ブレーメンの屠殺場』を読了後でしたら、さらに楽しく読むことができます。※※感想欄は、おそらく推理&ネタばれ満載になると思われます。
感想はぜひ書いて頂きたいですが!
他人の感想は、読了後に読むことをお勧めします。※※なるべく無いようにしますが。
書いた文章を、変更することがあります。
そういうのが嫌である方は、完結後に読むことをお勧めします。
話数:全46話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
まず、本小説は作者によるシリーズもの、ブレーメンシリーズの2作目に当たる。1作目を読んでなくても楽しめるが深く楽しむためにも、「ブレーメンの屠殺場」を先に一読することをお勧めする。 主人公の猫屋敷西が、七不思議に惹かれ、それを追い求めるところから話が始まる。好奇心は猫をも殺す。彼女は謎を追ううちに不思議な空間、裏野ハイツに迷い込んでしまう。そこで出会う一癖も二癖もある登場人物達……猫屋敷西は彼らと力を合わせ、七不思議の謎を解き、脱出を試みる。 巧妙に仕組まれた伏線、読者が参加することができる絶妙な謎解きのレベル調整、読みやすさと厳選された表現、どれを取っても一級品。安心して読んでいただきたい。 ジャンルにも寄るが、この小説はなろう最高峰の小説の1つだと思っている。我がA5ランク霜降り肉にかけて、この小説をお勧めします。
とある町の七不思議を調べていた少女は、奇妙な世界に招かれます。果たして彼女は、出されるなぞなぞに正解し続け、この世界から抜け出す術を見つけることはできるのでしょうか。都市伝説として読むのも良し、しっかり推理しながら読むのも良し、楽しみ方はあなた次第。出される問題は、なかなかに奇問難問揃い。思い込みには要注意。答えに迷った時はどうぞお気をつけくださいね。底意地の悪い方が正解ですよ。傾向と対策を知りたい方は、まずはこちらの前作に当たる『ブレーメンの屠殺場』からどうぞ。きちんと予習することが生き残りのカギですよ。さてさて皆さん、上手に歌を歌えるでしょうか。もしも間違ったら……どうなるかおわかりですよね? さあハーメルンの音楽祭のはじまりはじまり。