評価:★★★★☆ 4.2
太宰治「人間失格」リスペクト
20XX年 恥の何と多い人生か。僕は手帳と日記に出会った。
手書きのそれらは尊敬する理想の大人だった人の遺品。
僕は財宝を手に入れたような気分になって読んだ。
そして僕は思い知る。
人間の残酷さと、強さと、弱さと、必要な嘘を。私は嘘つきと泥棒が嫌いだ。
世間様に顔向け出来る立派な大人になりたかった。
しかし現実は嘘と支配と搾取が跋扈する糞だった。
今起きているような私を責める過去の記憶たち。
文章にして手帳と日記に書くから私の頭から消えてくれ。二人の主人公が織り成す人間失格を御覧ください。
話数:全78話
ジャンル:仕事もの
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
個人的に、あまり文学的な作品は読まなかったのですが、たまたまこの作品を発見してしまい一気に読んでしまいました。所々自分に当てはめてみたり、または対極の意見を持ったりするのもまたこの作品を楽しむことかも知れません。再び読み返してみると、また違った視点から見えるものもあり中々感慨深いものであると思いました。
拙い感想になってしまいますが、1つ1つの事柄を長すぎもせず短過ぎもせず、次々に読んでいける文章に引き込まれましたまた、事前に著者と付き合いがある私にとっては深みに引き込まれた文章でしたタイトルに20XX人間失格とありますが、原作(?)となる人間失格も読んでみようかと思いますあと・・レビューの最低文字数400文字って長過ぎませんかね・・