イケメソ 完結日:2010年5月29日 作者:山口 評価:★★★★☆ 3.8イケメンが来るというのでわくわくしてたら、来たのは変質者でした。 話数:全25話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 神 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 イケメン 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
終始爆笑しながら楽しく読めました。主人公の設定は最初鬱っぽいかとおもいましたが、読み終わった後はすっきりしました。序盤のテレビクラッシュから最後の最後の挿し絵まで笑えて、なおかつ締めが良いこと言ってる感じで良いと思いました。そんなに長いお話ではないので、気負わずに皆さん一度読んでみてはいかがでしょうか。
日常が上手く行かない時に慰めてもらえる小説があるってこと。しょんぼりした気持ちの時に私はいつも「イケメソ」に逢いに来る。ヒロインは毎日を退屈に過ごしている。事務職に就いている彼女は、古ぼけたアパートの部屋で人生の挫折を「死にたい」と繰り返し繰り返し噛みしめている。それがある日、部屋の中に紛れ込んできた蛙の存在で劇的に変わって行く。その過程はありきたりの「再生物語」ではない。しょんぼりしていたはずの私は、いつもPCモニタの前で爆笑し、拍手までしている。最後にヒロインの言い切る言葉が、痺れるほどカッコいい。「降って湧いた幸せなんて、いつしか跡形もなく消え失せてしまう。自分自身で人生を切り開いてみせる」私は短いこの話に、笑わせてもらって、励まされて、おまけにホロッとなってしまう。そうだよね、って思っている。頑張ってたら、きっとイイことあるかなあって。多分、それでいいんだよね。