評価:★★★★★ 4.5
これは僕、真島翔(ましましょう)の思い出話しであり、エーデルワイス団の最初の物語である。
二〇〇三年春、真島翔は一年にも及ぶ受験戦争は敗戦に終わって遠くの学校で寮に入るか、歪で偏った校則の地元の私立高校に入るか選択を迫られていた。
翔は悩んだ末に地元にある私立細川学院高校ーー通称:細高に入り、堅苦しい生活になるとうんざりするが、中学時代からの知人で変人な柴谷太一(しばたにたいち)、同じく一緒の中学で無愛想で無配慮な中沢舞(なかざわまい)、そして読書好きの天然和風美少女の神代彩(かみしろあや)と出会う。
ふとしたことがきっかけで楽しい日々を送るが、同時に先生や大人たちに目をつけられてしまう。太一の提案で翔たちは彼らを出し抜くための活動を開始する。「最後の夏のエーデルワイス」「遠い夏の夜空のエーデルワイス」に続くエーデルワイス団シリーズ第三弾です。
今回はゼロ年代前半を舞台にした物語ですが、これから読んでも楽しめるようにしています。
話数:全26話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
∀・)青春群像劇“エーデルワイスシリーズ”のエピソード0にあたる作品。だけど安心してください。他作品を読まなくても存分に楽しめる創りとなっています。∀・)誰もが過ごすであろう10代のその時に「革命」という言葉に憧れた人はどれだけいるでしょうか?「現実」という壁に阻まれてその夢や希望あるいは熱意が冷めてしまった人も多くいるのかもしれません。そういった人たちに「もう一度大切なものを思い出して」と強く勧めたくなる作品です。主人公の翔君、変わり者な太一君に舞ちゃん彩ちゃんといった魅力的なキャラクターが思い切り動くのも見応えがありました。さぁ、あなたも歴史の目撃者に今すぐなってみませんか??