評価:★★★★☆ 4.2
発達した科学は、ある日、神話の痕跡を発掘した。
蜂の巣をつついたように地上へ飛び出す「妖精」たち。
はじめは小さな事件に過ぎなかった。
ところが神で利権を貪っていた組織が動き出すと、事態は大きな抗争へと発展し始めた。
翻弄し合う宗教団体、財界、そして国家。
「神」が復活する。
しかし現代社会には神話を受け入れられる環境が整っていない。もしいま強制的に起動すれば、それは大災害となるであろう。
小さな事件でメシを食っていただけの男は、この大きな潮流に巻き込まれてゆく。(※注:特に無双もしませんし基本的におっさんしか出てきません。飲酒や喫煙の描写があります。人がすぐに死にますし、しばしば腕や足がもげます)
2017/04/08をもちまして完全リニューアルしました。
話数:全70話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素

初めにハーレムが好きな方はこの作品にはあっていないと言っておきます。舞台は現代日本であるが、少数ながら特殊な能力をもつ人達も存在している裏の世界でのお話です。主人公の山野はそれなりの大学を中退した後、日本の裏の世界で依頼を受けお金を稼ぐ生活を送っています。もちろん、特殊な能力を持っておらず金を稼いではキャバクラや酒などにお金をつぎ込む日々を送っていますが、だんだんヤバい世界に入っていきます。自分の弱さを理解している主人公で私は好きになりました。世界観はリアリティに感じられ常にワクワクした気持ちになります。主人公の相棒であり、ドライな関係である六原くんとの掛け合いなど楽しく読めて飽きません。ある意味では映画「キングスマン」のような、なろうにはない種類のブラックコメディー小説とも言えると思います。是非、読んでみてください!