評価:★★★★☆ 4.4
「天狗の鼻が突き出すところ…」祖父の残した暗号を解いて、青月島に隠された埋蔵金を発見した人間だけが、埋蔵金を全額相続できるという。名探偵の羽黒祐介と根来警部が立ち会うも、迎えの船が来ない状況下で、凄惨な連続殺人が巻き起こってしまう。密室殺人、アリバイトリック、ダイイングメッセージの謎。名探偵 羽黒祐介シリーズの長編ミステリー第二弾!※この作品から読まれても一向に問題ありません。さあ、皆さんも無事に孤島から脱出しましょう!
話数:全58話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
いつも可愛い彼女が、喫茶店の僕の向かいの席で、本を読んでいる。「ねえ、なに読んでるの?」「『青月島の惨劇 ―埋蔵金をめぐる血塗られた一族の物語―』よ」「ふうん。おもしろいの?」「そんなの。あたり前だのクラッカーじゃない」「今日は『キル・ビル』見に行くんじゃなかったっけ?」「最後まで読まずに、映画になんて行けないわ」「どこがそんなにいいわけ?」「そうね。鬼警部と超イケメンの名探偵が、孤島で埋蔵金をめぐる、血で血を洗う争いに巻き込まれるの」「ふんふん」「ユーモアたっぷりなんだけど、密室トリックとか、暗号の解読とか、すごく凝っているの」「へー」「レヴューだと、読了感がさわやかなんですって」「血で血を洗うんじゃなかったっけ?」「作者さまの力量ね」「ふうん、で、あの、僕ひまなんだけど、君が読み終わるまでなにしてたらいい?」「そうね。肩でも揉んでくれる?」
∀・)羽黒探偵シリーズの推理小説。ただし舞台は孤島。“孤島”であります。埋蔵金を巡って惨劇が起きてしまうのですが、さて犯人は誰なのか??∀・)いつ襲われてもおかしくないスリルを感じながら、羽黒探偵&根来警部と共にあなたはこの謎解きに挑戦する事になります。そして行きつく衝撃の結末に、あなたも固唾を飲むに違いないと予言しておきます。∀・)読みすすめれば読みすすめるほど、スリルと謎の解明を味わえる推理小説。今ここに体験してみませんか♪♪
絶海の孤島が舞台の、クローズドサークルもの。よく考えられたトリックは、謎が明かされると、なるほどそうだったのか!! と、爽快感に浸れること請け合いです。隠された埋蔵金を巡る、血で血を洗う一族の恐ろしい結末……かどうかは、ご自身の目で読んで確かめてください。お金って、すべての人に色々な反応を起こさせるものなんです。横溝正史の【八つ墓村】を彷彿とさせる、鍾乳洞での主人公とその相棒のやりとりは必見です。また、仕事一筋、職人タイプの刑事とその娘の心の交流という心温まるエピソードあり。このシリーズ、次回作が楽しみで仕方ありません!(^^)!