評価:★★★★★ 4.5

 先の戦争によって将軍位までのし上がったものの腫れもの扱いされている、首吊り子爵、改め、本名、オーランド・バルシュテイン。
 戦争の時は高々と上げられていた彼の、首吊り子爵、というあだ名と存在だったが、平時の彼は、必要最低限の書類整理、視察、などの仕事しか請け負わず、また、必要な休暇もとらずに軍舎の執務室で時間を過ごす、書類は溜めないが、ある意味で部下を困らせる将軍であった。

 書類仕事と時たま邪魔しに来る同期の上官を適当にあしらいながら過ごすある日、お茶に毒を入れられるといういやがらせを受ける。
 その犯人捜しから露見する、オーランドを狙う陰謀。
 それは、オーランドの屋敷に勤めるメイドや、戦争から帰ってきてからは、ほとんど連絡すら取っていなかった幼馴染の女医まで及び始め――。

 最低限の仕事しかしなくて済む平穏な毎日が、徐々に崩れはじめ、オーランドの失脚を狙う魔の手が伸び始めていく。

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軍人なのにがっつり街中で剣を振り回しております。そういう感じの描写の時は一応前置きしてありますのでご注意ください。


話数:全146話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意: