私が婚約破棄する気持ちに、貴方は気づかないで 完結日:2017年10月3日 作者:pinoko 評価:★★★★☆ 3.9父王の命令で、私の結婚相手に決まったのは、私の長年の片想いの相手だった。 嬉しくて幸せだった。だから予想もしなかったのだ。まさか私が自分から、婚約破棄を言い出すことになるなんて……。 話数:全10話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 婚約破棄 年の差 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
切ない恋に涙が自然と流れました。国を思う主人公の行動は正しくもあり、同時にとても悲しくうつりました。二人は一緒になれたけど、残された時間を思えば胸が締め付けられるように切なく残ります。読み終わった後、「続編を読みたいけれど、二人が離れる将来は見たくない…」と少し複雑な気持ちになりました。主人公の純粋さ、綺麗で切ない恋に涙する作品でした。
『月に拐われる』という言い伝えのあるこの世界で。国王の娘であるローゼには、慕う人がいた。幼い頃のローゼを匿ってくれた、優しい人。ずっと思い続けてきた愛しい人が。なのに。「フェリクス様。婚約破棄いたしましょう」実現しないと思っていた結婚が、現実のものとなったというのに。何故、ローゼはこのような選択をしなければいけないのか。何故、心から愛する者を突き放さなければいかないというのか月に拐わされてしまった王女は願う。私が婚約破棄する気持ちに、貴方は気づかないで……あなたはローゼの優しさとひたむきさに、きっと願わずにはいられなくなるだろう。二人がどうか、幸せな結末を迎えますように……と。