評価:★★★☆☆ 3.4
高校時代、若さに任せて勢いで書いた王道ファンタジー小説が審査員特別賞を受賞し、作家デビューした〈シエロ〉こと江口耕介。
デビュー作はそこそこ売れ、堂々の完結。
そして二作目、再度王道ファンタジーを書くも……撃沈。シリーズは早々に打ち切りになった。
再起を願って次回作を執筆し続けるも、ことごとくボツ。
そして担当編集に指摘され、ようやく気付く。(俺、ファンタジーのセンスが枯れてる——!?)
そしてそんなとき、江口はファンタジーのセンスをなんとか取り戻そうと暴走し、部屋の壁に適当に描いた魔方陣によって、偶然にも異世界から〈女騎士〉を召喚してしまい——
「まず、このドラゴンの描写ですが……ドラゴンはもっと、えっちな目をしています」
江口は良心を痛めつつ、自分をどこぞの大魔導士〈シエロ〉と勘違いしている女騎士をファンタジー小説の監修に利用し、作家としての再起を誓う——。
話数:全27話
ジャンル:仕事もの
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
レビューを書く内容は……一話目に書かれていることです。これは3人の作家が歩む日々を描いた物語です。一人は自身が描く世界への情熱を見失い。一人は若手が魅せた先に惹かれて身を引いた。一人は二人の巨星に憧れてとらわれる。それぞれ三人の再起と成長を描いたものです。1人の少女が一人の作家に出会うことによって、運命の歯車は大きく動き出していく。物書きとして、おそらく一度はかかることになるだろうことだと思います。失った情熱を想いを、取り戻すことができるのか。