評価:★★★★☆ 3.9
最近、書籍化絡みでトラブルになったという話をよく耳にします。
けど、色々な人の話を聞き、また自分でも幾つかのエッセイを書いて、気付いたことがあります。
「書籍化なろう作家」って、自分が事業者であるという自覚がないんじゃね? と。
「書籍化したら、開業届」とはよく聞きます。「開業届」即ち「事業開廃業届出書」。この届を出すという事は、「自分が事業者だ」と税務署に向かって宣言することの筈。なのに、開業届を出しましょうと言っている人も、面倒だから出さないよと言っている人も。もしかしたら、「事業者」としての自覚に欠けているのではないでしょうか?書籍化作家は、事業者です。なら、自分の事業を守り、発展させる為に、貴方は一体何をしなければならないのですか?
そのことを、ここで論じてみたいと思います。
本来であれば、「拙作が書籍化出来たよ!」と報告したその後にこのようなエッセイを寄稿する方が良いのでしょうが、あまりにもトラブルの話が多いので、緊急出稿。
話数:全3話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
このエッセイは読者を選びます。 1、書籍化という、限られた事柄を扱っている 2、法律・経営分析・交渉などについて専門的な用語が頻出するためです。書籍化とは無縁で法律には疎い私などは、例えば契約書の具体的な話になると、気合いを入れないと目が滑る滑る。そんな私がこのエッセイをお勧めする理由は、これが大変優れた「実用書」であるからです。実用書は関係のない多くのかたには無用のものです。しかし、いったんそれを必要とする人の許に届くと、絶大な効果を発揮します。「なろう」には文章の書きかたやポイントの集めかたということに関しては、沢山の手引きがあります。しかし書籍化の際の問題に関する記述はそう多くはありません。そしてこれは「体験談」ではなく、法律や具体例の知識を背景とした「実用書」です。書籍化をする、そして書籍化をした作者様。ご一読ください。