評価:★★★★☆ 4
アーケードゲーマーの高校生、三雲庚は、その日も佐原世良と共に学校近くのアミューズメントセンター“ミストランド遠野店”へと足を運ぶ。
ロボット対戦ゲーム「ヘヴンズハース」の対戦を楽しんだ帰り際、世良が発した不思議な問いかけ。
それは”セラエノ”の声だった。翌朝目覚めた庚は、蒼い星と銀紫の骨格艦が漂う、六千年の星の海に居た――
そこは恒星歴六一六九年、ペルセウスアーム・シンザ同盟領リューベック星団ツァーリ恒星系第四惑星レンドラの衛星ファーンの極天座標。
骨格艦ジルヴァラとその自我発現個体アトマと出会い、迫りくる宇宙海賊ナインハーケンズを退け、セラエノ達フィラディルフィアの乗員と共に、カノエは遙か太陽系を目指し旅立つ。追記・カクヨム様にてThe SterShipCruiserSのタイトルで同作品を投稿しております。
話数:全99話
ジャンル:アドベンチャー エピック・ファンタジー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
主人公たちが乗り込むロボットがどうしてこのような形態なのか。この世界の宇宙航行はなぜ始まったのか。そういった根っこがしっかりしているサイエンスフィクション、です。そんなハードな世界設定を読み手にわかりやすく提供する為に、はやりの異世界転移(正確に言えば違いますが)を使っています。そんなギミックや設定の一つ一つに目新しい要素は無いかもしれませんが、物語の部分を軸に綺麗にまとめられた良作と思います。SF苦手な人にぜひ。