評価:★★★★☆ 4
御年77歳を迎えたワシは、自分の肉体が年を取ったことを痛感しておった。
ようするに、ボケ……もとい、認知症が始まっておったのじゃ。
何とかならんかと医者に尋ねはするものの、有効な策は無いようで……年のせいでは仕方ない……って、なに? あるのか?
医者は突然ワシに向かってこう話を持ちかけた。《VR》ゲームをしませんか? と。
そうしてわしは、怪しげな契約を医者としたのち、VRゲームを始めることになったわけじゃが……。
認知症防止のために、少しでも頭を使おうと、ワシは生産職になった。取りあえず目指すのは……拳銃の鍛造かのう?(おじいちゃん、ファンタジーだってばっ!! by孫)
話数:全53話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
この小説は認知症予防にVRMMOを始めたジジイが生産職として色々冒険するお話。 ジジイがあんな方法やこんな方法で「ジジイ無理すんな!?」という物語を楽しむことができます。この作品のおすすめメニュー ・登場人物は色物キャラばかり ・ファンタジーMMOでそんなもん作るんじゃねー ・ジジイのリアクションが一つ一つおもしろい。 ・ジジイの発想力への周りの反応がおもしろい。一番のメイン ・ジジイが織りなす熱い熱い物語。 ・戦闘に関してもめちゃめちゃ熱い展開で、 記憶に残ること間違いなし!是非読んでみてください。
疾病とVR というと直ぐに思いつくのはグレッグ・イーガンのゼンデギですが あちらが新しいテクノロジーの是非が主題なのに対しこちらは新しいテクノロジーを通した世代間交流がメインなのが違いでしょうか. 最後の現実と仮想現実の噛み合い方はこちらの方が上手いと感じます.こういう今我々が生きている現実に密着したVRの使い方は大変面白いし 探せばもっと題材があるはずなので もっと流行って欲しいと思います.
すでにレビューする必要性も感じないのですが、あえて書かせていただきます。だって面白かったんだもの。まず、主人公が爺様。医者の勧めで認知症対策としてVRゲームを孫とはじめるわけですが、名前はGGY 種族はドワーフ スキルふりは制作重視。といった感じで始めてしまいます。この爺様、色々言われるんですが、そこでめげません。孫と始めたのに、1人でやってやる! と意気込み頑張ります。その結果……笑いあり涙ありのストーリーテンポもいいし提示版の話もあって楽しかったです。最後の展開は熱く、そして涙が……VR好きじゃなくても読んで欲しい一作でした。
認知症の予防という割りとマジでありそうな設定から繰り出されるはっちゃけVRMMO小説がここにきて誕生しました。俺ら世代の人間がこの年齢だったらこんな爺様いるんじゃないかなwwwwww 内容は爺さんが楽しそうでなによりですを地で行くもので疾走感と少年マンガ感を併せ持った稀有な小説だとおもいます。最期の最後まで楽しみに読んでみては