評価:★★★★☆ 4.1
異世界を渡り歩く男が転移した世界での物語。
1つの願いを叶えて貰った男は、神からの依頼を受け異世界を巡る役目を担う。
異世界に必ず1つあるという力を求めて、異世界を渡る。異世界から異世界へ渡る為に必要な事、それは
人々の記憶から消される事。どんなに立派でも、親友がいても、愛する人がいても、
男の記憶は一切残らない。今度の世界は
異能を使う未来か
理論武装した現代か
剣と魔法のファンタジーか男の役目には名称がない。だから自分で決めた。
異世界を巡り旅をする者『異世界旅行者』と
話数:全84話
ジャンル:アドベンチャー エピック・ファンタジー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
※設定が非常に面白い。主人公が他の異世界から別の異世界へと転移する所から始まり、所謂テンプレ転移じゃない事、またキャラクターもそれぞれが魅力的に描かれていて、心理描写も上手く取り入れられていた。※2章より何故主人公が今の立場になったのか、その目的が徐々に明らかになって、より主人公の内面が浮き彫りなって来ていて魅力的に感じた。※1章と最新話を比較すると、作者の表現力が大きく変わってこれからが非常に楽しみな作品である。
★異世界転生はかなり読んできたが、これはよくある異世界転生のスタイルとはまた一風違った作品である。こう言うのも悪くない。★作者は異世界転生に刺激されたと言っているが、冒頭部の処理の仕方に独自性があり、テンプレ的な異世界転生の香りは全くしない。むしろ、様々な世界を股にかけて、彼だけが識る目的のものを探し求めて、多種多様な世界を経巡って居るのがよく伝わってくる。そして、その経験の深さが主人公の立ち振舞から見えてきた時、いわゆる【デキる冒険者】としての主人公のイメージが見えてくる。まさに主人公を通じて異世界別世界を旅する感覚に満ちている。これは面白い。★まだ色々と荒削りだが、将来性をきたいできる作品である。