評価:★★★★★ 4.5
彼女の在る場所、それは必ず不幸に見舞われる。
歩く災いが転じて”パンドラ”とあだ名を付けられてしまった女子高生、音沙乙女(おとさおとめ)。
同学にして事なかれ主義の代名詞、榎臥倫(かがりん)は彼女と関わらないように生活していたが、部の先輩によって無理矢理接点を持たされてしまう。
しかし榎臥自身「行く場所を全て不幸にする人間なんて、この世にいるはずがない」と心のどこかで思っており、癖の強い先輩達と共に”パンドラ”の正体を探究していく。
話数:全54話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
芥川龍之介を初めて読んだ時のような、どこか不安にさせる、しかし目が離せなくなる文章。江戸川乱歩を読んだ時のようなどこか淫靡さにも似た雰囲気を持った登場人物達でも内容はライトノベルのように読むのに難解さはない8話まで読んでも先の展開がまるで読めない。けれども先が楽しみになってしまう謎かけのような登場人物達彼等の軽快なセリフと絶妙な情景描写が頭の中にその風景と人物を自然に浮かぶよう誘導してくれますお話はまだ序盤ですが次の投稿が待ち遠しくなる作品だと思います