評価:★★★★☆ 4.3
クソゴミ画力のくせに、運良く絵でお金をもらう仕事についた僕。
自分では上手いと思い込んで、「オラァ! これがプロの挿絵だぜぇ!」と自作の小説に挿絵を入れてました。挿絵だけでは飽き足らず、「いつか小説を漫画にするぜ!」という野望を抱いた僕は、絵の勉強をはじめます。(それまでは勉強などしたことなかった!)
そしてついに、気がついてしまったのです。
自分の絵が、下手くそだということに……。全ての恥を捨てて語る、戦慄のお絵かきコメディ!
話数:全17話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
作りたいという気持ち、作者様の場合はそれがある物語であり、その為の絵でした。レベルは到底作者様に及びませんが、同じく絵を描いている私は、このエッセイを読んでいて思い出しました。何を目的として描いているのか、絵を描く上で何を大切にしているかをです。私は思います。創作の頂点を目指すのもいいし、誰に見せる訳でもない自分だけの趣味とするのもいい。動機だってなんでもいいんです(笑)極論を言うなら意味だって無くてもいいんです(笑)ただ創作の中でも何を大切にしているのかが見えてくれば、その為にどんな手段を用いるのが良いのかも見えてきます。手段を見つければ可能性が広がる。そうやって作品作りは成長していくように思いました。作者様のイラストの進化も見れるエッセイ。話を追うごとにキャラクターたちが生き生きとしてくるのがわかります。「何か作ってみたい!」そう思っている人に是非ご覧頂きたいです。
このエッセイは、ひとりのとても面白い人が、何が一番好きなのかに気付くまでの物語だ。絵を描く人は、絵が好きじゃなきゃいけないの? 小説を書く人は、小説が好きじゃなきゃいけないのーー?もちろんそれを否定するつもりはない。でも、それらは自分の一番好きなものを表現するための一つのツールだったりもするのです。だからどこまでも上手くなれる。自分の好きなものをもっともっと好きだと伝えて広めてみんなを好きにさせるために!たくさんんのかわいいイラストが描かれたこのエッセイを読むと、きっとあなたの好きも肯定されます。そうしたら、コタロウさんの「そしてふたりでワルツを」を読みましょう。広大な沼が広がっています。さぁこちらへ。
作者はプロのイラストレーター。私がこの方のファンになってから1年以上が経つ。一瞬にして人を惹きつける構図、こちらを見つめる魅力的なキャラクター達。そんな数々のイラストを魔法のように産み出す作者も……最初は、へたっぴだった……(師匠、すいません)でもね、思うんですよ。これなら自分も努力次第でステキな創作ができるんじゃないかってね。読み返すたびに勇気がみなぎってくるのです。継続することの大切さ、そして自分の作品に愛を込めることの素晴らしさを教えてくれる、等身大のギャグあり真面目な創作論ありの楽しいお絵描きエッセイ。あなたも、自分の妄想に愛という名の命を吹き込み、ペンを伝説の剣に見立てて、いざ創作の世界へ!!
ユーモラスで自然体な文章で綴られるのは、ひとりの創作者が創作を始めてからの活動を記した随筆。タイトルにある通りイラストの話が多いのですが、ただただイラストを載せたエッセイとは毛色がちがう。ここに記されているのは創作をする人を描いた物語でした。物語を書き描く劇中劇ならぬ劇外劇。さまざまな経験や失敗が面白くおかしく書かれているのに、胸が熱くて熱くてたまんない。作者さまの小説と作者さま自身の物語は、ミヒャエルエンデの果てしない物語みたいにいつまでも続くのです。作者さま渾身の傑作「そしてふたりでワルツを」と、セットで読むのがおススメです。
これは実際にイラストレーターとして活動しているあっきコタロウさんが綴った絵に関する記録です。最初の頃はこんな気持ちで描いていた、友達と好きな要素を積めたキャラを描いてみた。プロでもプロじゃない人でも思うことはそんなに変わらない。違うことがあるとしたら努力の質と情熱の熱量。仕事で描くことと自分の愛するキャラを描くのは気持ちも違う。努力なんて一言ではあらわせないほどに描いて描いて、研究して、こうしてあっきコタロウさんは絵師として成長した。イラストレーターを目指す方もそうでない方も、是非読んでいただきたい一作です。
「ワルツ」はいいぞ♡ 「ジュンカミ」はいいぞ♡さあみなさんもご一緒に。きっちり三回唱えましたか?「ワルツ」や「ジュンカミ」というキーワードを知らないでこのエッセイに目をとめたあなたは、もはや運命です。「そしてふたりでワルツを」を今すぐに読みましょう。あなたも今日から、邪神の信者に仲間入りです♡ 今なら、夢にマッドサイエンティストやニンジャやスラムの王が出てくるお得な特典が付いてきます。さて「絵が上手くって羨ましい。どうせ自分は下手だから」と絵を描くことを諦めている方は、今すぐ練習を始めましょう。人を羨む暇があったら、練習しないともったいない。そんな当たり前のことに気がつかせてくれる熱いエッセイです。時間がないなら作るしかない。趣味の取捨選択までバッサリとやってしまう姿勢は潔く、惚れ惚れとします。努力した分だけ、結果はついてくるのだとわかれば、きっとあなたも頑張りたくなるはず。
たまたま、深森さんという方の活報で紹介されていたので、風呂上りにチューハイ飲みながらうっかり覗いてしまい、そして一気に読んでしまった作品です。作者のカミュさんが、これじゃなくてもう一本書いている「二人でワルツを」という作品があるのですが、それに対する熱い思い入れが吐露されている「イラストグラフティ」。 ここまで押し作品出されちゃうと「二人でワルツを」も読みにいかないとなぁ。。。と、うっかり罠にハマってしまいそうですけど、そもそもなろうはこういう、思い入れの強い方にこそ活躍してもらいやすい場所で、本来はカミュさんのような書き手さんこそなろう向きなのだろうと思います。自分の小説に挿絵入れたい、でも無理!なんて思う方にはぜひ読んで欲しいお絵かきグラフティです。