評価:★★★★☆ 4
現世で事故死してしまったアガツマセイジは、ある理由から死後の転生先を地球ではなく異世界に決める。転生時に特別に付与してもらったスキル『盗賊の神技(ライオットグラスパー)』は、他者からスキルを奪い取ることができるという魅力的なものだった。
ただひたすらカッコいいものに憧れる少年が、盗賊の神技を得て異世界でどのような人生を歩むのか!?「それじゃあただの……つまらない普通の人じゃないか。
それだけは、断固拒否する。
俺は、俺であるために――
ここで逃げるわけにはいかない!!」セイジが奪い取ったスキルを駆使して守ろうとしたものとは――!?
※書籍化しました!
完結しております。全①~⑦巻発売中です。
話数:全144話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
死後異世界行きを選んだ主人公、主人公はあるスキルを得る。それは何とも欲深き物だった。主人公はスキルを使い、奪い、護る。俺の欲の為に・・・・・・。スキルの名は盗賊の神技 ライオット・グラスパースキルと共に成長していく主人公暗躍する敵達 主人公は異世界で何を目指すのか未読の方は是非読んで頂きたい、読みやすい文章です!
なろうでも多い強奪系は脅威だ、やりたい放題だと思いきや、所持と言うか装着できるスキルの上限が10種類しかなく、しかも盗む成功率があって、失敗したら二度と盗めなくなる。結局やりたい放題な強奪系ではなく、適度なご都合で盗んで、何が必要か何を捨てるか考えなければならない、この辺りが作者を悩ませるだろう。 けど、ストーリーの展開の部分こそが一番魅せるところだ。主人公が無類の強さではなく、中堅冒険者のような位置にいて、敵もそれなりに強くて、味方の行動も事件を左右させる。章のパターンは最初キャラたちの行動と事情を知り→途中から戦いに発展→終わったら結果発表、そして次章へのような感じ。大体戦いの部分がそんなに多くはないから強奪系のシステムは重要ではなかった。 一番思い出のあるシーンは主人公が意味知らずにマリータに虹色のペンダントを送る辺りがロマンチック。たまにこれを思い出してまた続きを読みたくなる。
事故死してしまった少年(アガツマセイジ)が、盗賊の神技(ライオットグラスパー)というスキルを得て異世界に転生し、そこの住人達と交流を深めつつ成長していく物語。主人公の性格が等身大の18歳らしくて好感が持てる。聖人君子でもなく、外道でもなく、際立った才覚もなく、愚かでもない、感情移入のしやすい好青年。登場する異世界の住人たちも、それぞれ個性豊かで魅力的。特に登場人物リストなんて作らなくても、チョイ役ですら記憶にしっかりと残る。対象のスキルを盗むチート能力は、経験値獲得よりも目標が明確で達成感が高い。たちまち強くなる様は、戦闘の度に覚醒シーンがあるかのようで実にワクワクして楽しい。厨二心をくすぐられる演出と、斬新な設定。スラスラ読める文章と、熱い戦闘シーン。そしてあたたかい人間ドラマ。“絶対”に面白いので、迷っている方はほんの1~2話だけでも読んでもらいたい。
(´・ω・`)死亡しちゃった18才の少年が、神様から貰った他人のスキルを奪う能力と、ステータスを見れる能力を駆使して、一気に短期間で強くなって、信じられない速度で冒険者として成り上がる爽快な小説さんだよ。同じスキルを奪えば奪うだけ、どんどん複合してスキルのLvが高くなり、一章の終わりで剣術が達人とか、そんな凄いレベルに到達してた。(´・ω・`)ベテラン冒険者が剣Lv2なら、剣Lv3は達人レベルだと思う。冒険者人生を始めて、こんな短期間で既に達人になっている有様だよ。(´・ω・`)とりあえず、すらすら読みやすい小説だと思った。