評価:★★★★☆ 4.1
「私は、父の顔を知りません」
それは、大きな告白でした。
母の愛のみを受けて育つ彼は、彼女の歪んだ心から逃れるべく、新しい道を見出します。
それは――創作。今なお創作に打ち込む彼が、私たちに告げる、一世一代の告白。
その記録を、ここに。※2017/12/19 日間推理ランキング2位にランクイン! ありがとうございます!
話数:全2話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
──彼の、状態とは?この「お母さんと」は、「近野物語」シリーズを始めとし沢数々のホラージャンルを執筆されている、つぶらやこーらさんの作品です。私は初めて読んだ時、この物語にすぐに引き込まれました。そして、最後の文章に恐ろしさを感じました。私は、拙いながらも感想を書きました。そして、「彼の正体、お分かりいただけたでしょうか?」と返されました。……彼の、正体?私は、最後の一文が重要なヒントなのではと考えました。何度も、読み返しました。これはまさか、生き物を作り出し、方舟に乗った生物以外を滅ぼしたといわれる神の独白なのだろうか、とも考えるようになりましたが、違う気もします。あなたは、「彼」の正体に気づくことができるでしょうか。私には、気づいた時の恐ろしさは想像もできません。しかしその恐ろしさを感じたいがために、私はなおも「お母さんと」を読み返すのです。