僕は最後まで君を愛します 完結日:2017年12月17日 作者:国枝広彦 評価:★★★☆☆ 3大学の夏休み、俺はバイクの事故で怪我をして入院した。 これはほんの数カ月君と一緒に過ごした記憶。君の死を見届けるために僕ができること。 話数:全4話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 寿命 病気 病院 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
淡々と進む作風。それ自体は昔懐かしい携帯小説の型だ。特筆すべき点は無い。たった五千字文字で終わる、ありきたりな少し悲しい恋の話だ。予想通りのスタートに、予定通りの展開。全てが……そのはずだったのに。ーー最後の結末を、俺は絶対に許さねぇからなぁぁ!!おいおい!ふっざけんなよ!こんなラストで良いわけあるか!もっとあるだろう!心に込み上げる熱い何かが!あるはずなんだよ!男の子にはなぁ!!燃えたぎる愛の思いがあるんだよ!かっこつけんな!言え!言えよっ!!主人公(お前)が言わないなら俺が言ってやる!読者の俺が、大声で叫んでやるよ!!お前が言いたいのは「愛してる」じゃねぇ!「会いたい!!」だろうがっ!大バカ野郎がーーーっ!!そうして私は気付いた。いや、気付かされた。【この物語の最後のセリフを】を決めるのは、主人公でもなく、作者でもなくーーーー自分自身なのだと。