評価:★★★★☆ 4.2
俺は困惑していた。なんで女の子の体になってしまったのだろう。平凡な生活は嫌だけど、今のこの状態も嫌だ。でも、受け入れるしかないのか。なし崩し的に『女の子化現象』を受け入れる。この生活はそんなに苦しいものではなかった。むしろ、以前よりも楽しかった。しかし、そのせいで忘れようとしていた過去の数々の『あの日』を思い出してしまう。このままでいいのだろうか。私は自問自答を繰り返すが、答えは当然ながら出なかった。今までとは違う、『女の子』としての視点で物事を見るようになっていた。それがたとえ本物でなくても。
しかし、劣等感は根強く残っていた。やはり、私は普通ではないのだ。※女体化要素が入っています。苦手な方はご遠慮ください。
話数:全66話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
中津 秋路は朝、目覚めたら身長が縮まっていた。しかも、なんと女体化してしまい、色々あって女の子 中津 沙希として人生を過ごすことを決める。主人公が女子高生として過ごすために少しずつ、周囲の人間――――母親や妹 七海、親友 清水 武弥、女の子になって初めての友達 大波 紗那、皆川 由果に助けられてステップアップしてゆく。また、主人公の過去についても言及されており、なかなか心理面に迫った作品であると思う。読みやすい文章で尚かつ、重くない物語なので軽い気持ちでお昼休みや夕食後に読める小説だと思います。読んでみてはどうでしょうか?