評価:★★★★☆ 3.5

 片付けが終わると、図書室に残った生徒はわたしだけになっていた。時計を見ると、時刻は六時半になろうとしている。部活動に取り組んでいる生徒も帰宅を促される時間だった。わたしは内側から図書室のドアの鍵を閉めると、部屋の明かりを一部だけ残すように消した。室内には他に誰もいない。窓の外は夜の闇で暗かった。

──わたしはそんな夜の図書室が好きだった。


話数:全5話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象