オリオンの君、こいぬの私。 完結日:2018年3月3日 作者:椎名 幸夢 評価:★★★★★ 4.5高校二年生、明日見梨奈は一つ上の雨宮亮に恋をしていた。 天文部部長の彼とオリオン座を見に行く彼女は前日、紫のマフラーを巻きながらとある言葉を練習していた。 「宇宙の色だから。先輩はオリオン座みたいな人だから」 オリオン座と子犬座とマフラーの物語。 話数:全4話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 オリオン座 先輩 冬の恋 天体観測 天文部 子犬座 年の差 星座 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
ぼくは今作品に出会う前に、『たけくらべ』を読んでいました。これはまさしく恋愛小説の金字塔だと思って本を閉じましたが、いやいや、なかなかどうして人生とは面白いものです。それと同等の感動を与える作品が目の前にあるではないですか。この小説は『たけくらべ』のような社会通念を疑わせる悲恋物語ではありませんが、恋する乙女心のなんたる美しいこと。その外連味のない文章力は、あの『綿谷りさ』をも彷彿とさせるほどでした。比喩表現も巧みで、「え、これってどういうこと?」で読者を引き付けて、「実はこういう意味だったのさ」とさりげなく教養を披露する様はまさにプロ作家の所業であります。勉強になりました。最後に、この作家はとても日本語を大切にしている人だなと感じました。言葉選びがすごく洗練されていて、安心して読了することが出来ました。今夜は星空を見上げてみます。どんな正座が見えるかなー(笑)
私が星座で唯一分かる星座はオリオン座。夜空はよく見上げますが、観る時はいつも1人。あの星座はなんだろう?聞きたくても聞ける人がおりません。天体観測、なにか奇跡が起こりそうな予感、好きな人と見上げることが出来るなんて、主人公の女の子は嬉しくて仕方がないでしょうね。私も学生時代にこんな青春を送ってみたかった✨今後の展開がとても気になります^^♪