評価:★★★★☆ 3.9
並行世界に飛ばされた新人サラリーマンがチートなしで「サラリーマン」としてのし上がって行く物語です。
ファンタジーではありません。
魔法や派手な戦闘シーン、ハーレム的な展開はまったくありません。
サラリーマンネタ満載です(笑)。
◆
「俺はサラリーマンなんだよ!」
突然、地球とそっくりだが微妙に違う世界に飛ばされた入社2年目のIT企業のサラリーマン、八島誠。
転生でも召喚でもなく、チートなど皆無。
右も左も判らない、文明進度が江戸時代並の世界。
どうやって帰る?
いや、生きていくことすら怪しい?
でもとにかく頑張ろう。
そして、一人のサラリーマンが静かに世界を変えていく。
彼の目的は誰も知らない。
話数:全1008話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
転移系では設定が秀逸な作品の一つです。ネタバレになることは申せませんが、2回通して読んでみて、破綻を感じさせませんでした。自己評価低い系の若手サラリーマンが異世界に転移します。そこではある程度の意思疎通を、異種族含む人間たちのみならず、それなりに大型の哺乳類・鳥類・爬虫類らと交わすことができる世界です。全員がいわゆる「サトラレ」(サトルの化物の逆、一時期映画にもなったコミックス作品です)であるという世界であり、慣れていないはずの主人公が、どうしようもなく周囲の人々と関わり合いになっていく。ほぼ本音のみで成り立つ社会に、主人公はどう世渡りしていくのか、そういうテーマだと思っています。フクロオオカミ(大きい)、エルフ(美人)、獣人、犬類猫族、そして謎めいた美少女声の爬虫類たち。様々な『ひと』たち。どうしてこういう社会が存在しているのか。考えながら読み進めるのも楽しいですよ。
完結済との事で読み始めましたが、これは凄いのでは?と言う期待感しかないです。まだ序盤しか読めていないので、レビューを書くなどおこがましいのですが、この文章のクオリティと密度で、最後まで書き切られたのだとすると、とんでもない名作になるのは必至。非常に丁寧に物語の導入を書かれているので、主人公や周りの登場人物の行動に違和感がなく、また、文章がしっかりしているので、納得と共に読み進められます。他のテンプレ小説だと山場にもならないだろう小さな出来事を、本作では主人公の心情を丁寧に描写する事で、納得と共に主人公と共感できる。これは凄いことだと思います。あと900話以上もこの物語が読める。完結するまで知らなかったのが悔やまれますが、期待感しかないです。あー。面白い物語の、続きがまだまだたくさん読めるって、幸せだ。
1 主人公チート能力といわれるものは持っていない普通の若手サラリーマンがなぜか異世界に転移してしいます。2 異世界での日常生活に困らないように主人公は安心安全な職業の正社員を目指して活動します。3 主人公と異世界人の思い違い勘違いでトラブルを少しずつ解決して出世していく日常を書いた小説です。読んでいて特にピークはないですが若手サラリーマンの異世界での日常を描いているので当たり前かなと思います。興味をもたれた方は少し読んでみてはヒロインはいます。