評価:★★★★☆ 4
【2019年6月28日よりコミカライズ配信開始! ※コミカライズの内容は書籍版準拠になっています】
フィオリア・ディ・フローレンスは『暴風の女帝』と綽名される公爵令嬢。頭脳明晰だが、暴れん坊な一面もあったりなかったり。16歳ながらも父親から領主権限をぶんどって(物理)、みごと改革を成し遂げた。だがある日、王太子から無実の罪で婚約を破棄され、毒薬によって昏睡状態に陥ってしまう。
……20年後、フィオリアは当時の姿のままで目を覚ます。時代は移り変わり、元王太子は牢の中。しかし彼の浮気相手アンネローゼは海外脱出し、その取り巻き連中のせいで王国はすっかり傾いていた。なにこれ? どうなってるの? 私から逃げられるわけがないでしょう? 20年前の借りを返すべく、フィオリアは動き出す。立ち塞がるアレコレを弾き飛ばしながら!
話数:全63話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
ヒロインであるアンネローゼによって陥れられ、その復讐をしてやろうというざまぁ物はとても爽快感があり、面白かった。主人公であるフィオリアの性格もイケメンでカリスマ性があり、リンゴを片手で潰すという特技は今までのヒロインとは違っていて魅力的だった。正直どうして乙女ゲームでは悪役令嬢という立ち位置だったの?と思うくらいに。不満としては、主人公であるフィオリアがあまりにも最強すぎたこと。元聖女という肩書きが悪役令嬢にあるというのは普通おかしくないか?フィオリアの強さを裏付けるものとして必要だったのかもしれないけれど、少々やり過ぎな気も。あと敵を倒すのがあまりにもあっさりすぎてつまらない。ラスボス戦とかはもっと手こずった方が面白い。恋愛も欲しかった。キャラクターもしっかりしてるし素材は揃ってるのにもったいない感じ。エピローグが打ちきり漫画みたいだから残念。楽しんでたのに「えっ?終わり?」となる。
主人公であるフィオリアの無双モノ。転生要素アリ。主人公を輝かせる舞台を用意したって感じ。爽快で、善に寄り過ぎないで、自信バッチリなフィオリアが最高に読み応えあると思う。特技が素手でリンゴを潰せるヒロインって斬新で好き。ジャンルが異世界(恋愛)で、恋愛……?となるから甘い展開を求める人には向いてないカモ笑……悪役令嬢どこいった笑フィオリアの怒涛の快進撃をとくとご覧あれ。
異世界ものですが、突出した限られた能力や、過去の知識で乗り越える物語でなく、全てを突き抜けた超絶能力で敵対者を薙ぎ払う、ある面から見れば純善たる正義でない冷酷な面もあるからこそ魅力的な主人公。単なる乙女ゲーム転生ものと侮るなかれ、努力する輝きを尊重する裏のテーマが貫かれており、生きる糧(意味)を与えてくれる物語ではないかと感じています。…そしてもふもふ最高!。
ぜひプロローグを読んでください!そうすれば、続きが気になって仕方がなくなるはずです。ハイスペックな主人公フィオリアが毒を受け、次に目覚めたのは20年後。『なにこれ? どうなってるの? 私から逃げられるわけがないでしょう?』*あらすじより抜粋。このセリフに全てが詰まっている気がします。圧倒的能力で繰り広げられる復讐劇が圧巻です!
主人公フィオリアのカッコいい性格に憧れます!斬新な展開で読みやすく、悪役令嬢に飽きてきた人にもオススメの作品です!ちなみに私はヴィンセントの初恋にきゅんきゅんしたおねショタ好きです(笑)淡くかわいく切ない初恋にときめきまくりました(笑)異世界を舞台にした、ファンタジー作品ですが、ファンタジー作品が苦手な私でも楽しく読めます。イキイキとしたキャラを見ているのが楽しく、ワクワクした気持ちで読み進めることが出来るので全力でオススメします!もふもふ要素もあるので、そういうのがお好きな人も是非とも!!読んで損はぜったいしません!!
何事もほどほどにとはよく言ったものだが、敢えて自重しないという選択を取り続けていくといったいどうなるのか?答え:この作品の主人公が完成します。そんな完璧超人かと見紛うような主人公フィオリアが、とあることから陥った20年の眠りより目覚める所から始まる本作。これがまた、まったくのノンブレーキで主人公が駆け抜ける痛快ドタバタ劇の香り。自分にやらかしてくれた連中に対して、次々に仕返し(マイルドな表現)をしていくのですが、それも普通は時間をかけて……なんて思えば、予想を超えるぶっとんだ勢いのもとにサクっと殺――――もとい、やってしまうからオドロキです。まだストーリーは序盤ですが、今後のフィオリアが何を見せてくれるのか、こりゃ今から目が離せない!