評価:★★★★★ 4.5
元地下アイドルでアイドルオタクの鈴原 茜は、同じくアイドルオタクの小津 常幸という男と出会う。
もう一度アイドルを目指すため彼をプロデューサーにする事を決意する茜だが、彼は「どうせ」を口癖に女の子の精神を分析してプロデュースをする恐ろしくドライなプロデューサーだった。
楽しい事大好きな適当ギャル 安丸 恵理
姉御肌の社会人 桜庭 京子
声が小さく主張の苦手な美少女 篠崎 蒼
完全完璧万能お嬢様 西園寺 縁
そしてアイドルに対して実直で前向きな少女 鈴原 茜と現実主義のプロデューサー 小津 常幸。メジャー、地下、地底、声優、同人、果てはコスプレイヤーまで、古今東西アイドルと呼べるものの豆知識をフル活用して「安価で出来る高品質なアイドル活動」を追求しながら当たり前でありきたりな少女達の、悩みと呼ぶこともできない小さな歪と、アイドルという世界に立ち向かっていく姿を描く青春アイドル小説です。
話数:全16話
ジャンル:仕事もの
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
寿奈「どうも皆さんこんにちは。『今日からアイドルを始めたい!』主人公、Rhododendronの杉谷寿奈です」朝美「そして、汝は裏切り者なりや?の北条朝美です」寿奈「今回は原さんの作品、『どうせアイドルなので』のレビューです」寿奈「この作品はアイドルを目指す少女・鈴原茜ちゃんやその仲間がアイドルを目指す物語です」朝美「そして作品の見どころと言えば何だと思う?」寿奈「何と言っても、アイドルの知識が豊富なことだと思いますよ。私達なんて完全に素人ですけど、彼女達はそれなりの知識を持って取り組んでいるわけですから、私達の比ではないですよ」朝美「では最後に一言」寿奈「どこの世界でも人が何かに情熱を注ぐというのは素晴らしいと思いますね。登場人物のアイドルに対する熱意。是非本編を読んで、感想を書いていただければと思います!」
※若干のネタバレ注意 いわゆる、一般的に言われているなろう小説という枠組みからはかなり離れた小説である。 しかし、多岐に渡る『アイドル』への知識が非常に作品の臨場感や、リアリティーさを生み出している。 この作品には、チートも、転生も、悪役令嬢も、ヴァンパイアも出てくる事はないし、トップアイドルを目指すなんて、華やかな姿を見ることは出来ないが、一つの事に対して打ち込む人のカッコよさと、可愛さをたっぷりと楽しめるので是非読んでほしい作品である。 と、品評臭い感想はこのぐらいにして縁さんがとても可愛い。ぶっちゃけ言えば、上に書いたことよりこっちのが重要である。後、京子さんも。 気が向いた時とか、各キャラのスピンオフとか出ませんかね……?(チラッチラッ