~ふたたびの~ 神社のゆかこさん 完結日:2018年5月9日 作者:秋野 木星 評価:★★★★☆ 3.9リクエストを頂いたので、ゆかこさんが帰って来ました。ある町の人たちとゆかこさんの触れ合いを、あなたもちょっぴり覗いてみませんか。 ※ この話はアルファポリスにも転記掲載しています。 話数:全27話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 不思議 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
流れ行く四季と人々。そしてそれをゆったりと眺め時には助ける不思議なゆかこさん癒される自然とゆかこさんが合わさって、さらなる癒しが生まれるこんなに優しい小説は他にないのでは? 風景描写は絵本でも読んでいるようなしっかりとした、しかしスッと頭に入ってくる絶妙なバランス語り口調は優しく、しかしまるでゆかこさんと会話しているようなちゃんとした文章この優しさを、幼稚な印象を与えずに表現できるのは本当に素晴らしい。きっとこれを書いたのが他の方であったならば、ただの幼稚な文章か、もしくは癒しを与えないものになっていたことでしょう。この癒しはこの方が書かれているからこそ出せるものだ。ここまでの癒しはなかなか感じられるものではありません。だからほら、そこのあなたもそんな辛そうな顔をしているなら、こっちにおいで疲れも不安も辛さも、ゆかこさんにかかればちょちょいのちょいで消え去っちゃうよ
悲しいことある人、よっといで。嬉しいことある人、よっといで。辛いことも楽しいことも、「ゆかこさん」が全部受け止めてくれる。あなたの頑張りも後悔も、流した涙さえ、「ゆかこさん」はちゃんと知ってるよ。とある町のとある神社に、不思議な「ゆかこさん」は住んでいる。「ゆかこさん」は自由で、誰とでも仲良し。楽しいことが大好きで、困っているひとを放っておけない。日常の一つ一つの出来事を拾い上げ、いとおしむ「ゆかこさん」。そんな「ゆかこさん」が過ごす町の暮らしは、すべてが宝物みたいにきらきらしている。まるで私たちが忘れてしまったものを教えてくれるように。そして少しずつ移り変わる四季折々の風景。絵本のような光景は、きっとあなたの心を癒してくれるだろう。目を閉じれば、ほらあの町はもうすぐそこ。あなたも神社に行ってごらん。あなたの町の小さな神社にだって、きっと「ゆかこさん」はいるんだから。
ゆかこさんはとても不思議な人です。んん? 人なのでしょうか。ある時不意に神社に現れたのでした。神社にいるゆかこさんは、神社にくる人たちを見守っています。そっと寄り添い、言葉に耳を傾けて、街に住む人々を見守っているのです。彼女は「だれ」なのでしょう。人々には見えない存在。もしかしたら、女神様なのでしょうか?ゆかこさんは今日も神社から、人々の生活や里山の情景を見守っているのです。こんなほのぼの優しいお話で、あなたも癒されてみませんか。
知ってる方も多いかもしれませんが、『神社のゆかこさん』の続編です。まだ読んだことの無い方は、上記の作品から読まれても良いですし、読まなくても、1話完結形式の連載ものなので、楽しめる内容となっております。神社にすんでる、ちょっと不思議な存在のゆかこさん。四季折々の花を愛で、鳥と歌い、ときには美味しそうにお酒を嗜み、困ってる人を素敵なアイディアでちょいと手助け。神様っぽいのに、人間っぽい。そんなゆかこさんから、季節は冬ですが、心に春風が届くようです。是非読んで、心の疲れをいやして下さい。
ゆかこさん。それは謎の存在。里山で人の営みを見つめ、ある時は虹を出して救出したり、どこからか聞こえてくるリコーダーの音色にあわせ即席の音楽会をしてみたり、夏風邪を退治してみたり。神社のお社に住みながら、町を観察し、人々の何気ない日常を楽しんでいます。移りゆく季節に合わせ、訪れるお客さんをもてなし、一緒に楽しむゆかこさん。忙しくて忘れていた何かを想い出させてくれるゆかこさんに癒されたい方は、いらっしゃいませんか?ゆかこさんはニコニコと、どなたでも歓迎してくれます。でも、ゆかこさんはこのお社にしかいませんので、御足労いただくことになりますが。
神社のゆかこさんの続編になります。前作から読むことをおすすめしますが、今作から読んでも大丈夫です。ゆかこさんは、どちらから読んでも気にしないでしょう。前作では、ゆかこさんと春夏秋冬四季折々の季節の話でしたが、今回は季節の中の梅雨や田植えなど、一つの情景に焦点が当てられています。自然の中に人が生きていることを感じさせる情景描写です。ゆかこさんの居る町には、忙しい現代人が忘れてしまった風景が残っています。田舎に行ったとしても、私達はそのことに気付くことができないでしょう。それは心が疲れてしまったからだと思います。ゆかこさんが、そんな私達に忘れてしまったものを思い出すよう訴えかけているような気もするのです。前作同様に疲れた心に染みこんでくるような温かい話です。六月の梅雨の音に耳を傾けながら読んでみると、そこにゆかこさんが居るような気がするのでした。
『神社のゆかこさん』の続編です。こちらから読んでも大丈夫ですが、ぜひ前作から読んでみてください。桜舞い散る季節、地球の外からやってきて、神社に舞い降りたゆかこさん。神社は小高い山の上にあり、裾野には豊かな田園風景が広がっています。四季折々の自然とともに描かれる、ゆかこさんと町の人々との交流。実際に豊かな自然の中で暮らしているこの作者さんが書くと、カエルの声が耳に聞こえ、田んぼに張った水のきらめきが目に見えるようです。ゆかこさんは人々の願いや迷いに耳を傾け、時にそっと背中を押したり、風や光や葉っぱや雪を操って、不思議な力を授けたりします。山を下りるとき、彼らの心が軽くなっているのは、元々持っていた心の力であるような、ゆかこさんの魔法であるような……。優しい文体で綴られる、豊かな自然の風景、優しく大らかな発想のお話。心が疲れている方におすすめです。