評価:★★★★☆ 4.3
「君は異世界で『伝説のなにか』になれる」
神様からの言葉を保留してなににもならずに異世界に降り立った転移者がいた。
彼は『開拓者』と呼ばれる職業に就き、未開の地を冒険したり、モンスターと命懸けで戦ったりする。
けれど彼はどのような苦境でも『伝説のなにか』になる権利を行使しない。
数年経ち、もう『なに』にもなる気がないんだろうなあと思われたのだけれど――
「神様、俺、『伝説のパパ』になります」
これは伝説のパパを志した異世界転移者の物語ではない。
そんな彼を見守り、『伝説のパパになりたい』とかいう無茶ぶりをされた神(わたし)の物語だ。
話数:全28話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
現代で死んで異世界に転生するありふれたファンタジー小説。 主人公は神と出会って『伝説の◯◯』を授けられる筈が、無欲のせいか何も持つ事なく異世界に降り立った。 それから暫く、開拓者として活動する彼が一人の少女を保護した所から物語が動き始める。 こう書くとありきたりでテンプレの様な物に感じるかもしれないが、この物語は一人称でも二人称でもましてやナレーションの様にも進まない。 人ならざる神の視点から、時に温かく、時にツッコミを交えながら一人の男の生き様を眺める新しいファンタジーである。