さよなら、ぼくのかめきち。 完結日:2010年11月19日 作者:おだなか しん 評価:★★★★☆ 4.2 カメを愛する全ての人に捧げます。 話数:全10話 ジャンル:ヒューマンドラマ 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 カメ ペット ペットロス 亀 動物の名医 動物病院 日常 爬虫類 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
私事ではありますが、私は実家にて様々な動物を飼っていました。ペットというのは、ほとんどの場合飼い主よりも先に逝きます。昨日まで生きていたはずのペットが、突然動かなくなっている……私は何度も経験しましたが、これはたまらなく悲しいことです。この作品では、少年と亀との出会いと別れが描かれています。前半はほのぼのとしていますが、後半は容赦ない展開ですね……個人的には、獣医さんの一言が心に染みましたね。さらに、亀の飼い方や生態についても学ぶことができます。感動できてためになる、こちらの作品はオススメです。
動物を飼ったことがありますか。お別れしたことはあるでしょうか。もしかしたら、ようやく乗り越えた悲しみがまた沸き起こってしまうかもしれません。 なぜなら本作には、ペットとの付き合い方からお別れまでの、ほとんどが書いてあるからです。手に入れるところから始まって、動物のことを自分で調べて、しっかりと面倒を見て、それでも病気になり、動物病院、かかる医療費。それらに対して、家族はどう行動するのか。 子供の頃から動物を飼っていると、自分と一緒に成長していきます。子供は大人になっていく。でも動物にとってはもう老いの坂を下っているのかも知れない。人間の大人にとっては「動物の死」かも知れない。でも一緒に成長してきた子供にとっては、どうか。 全部書いてあります。だから、寝た子だと思っていた悲しみが、目を覚ましてしまうかも。 覚悟してお読みください。