評価:★★★★☆ 4.3
初めての書籍化体験を綴ったノンフィクション『出版前夜祭 ~超低ポイント作者が、商業作家になるまでの体験記~』より2年。
おかげさまで前作の『前夜祭』では熱いメッセージや感想を多々頂いた。そして、なんとこの底辺作家に再び来たオファー!?
無事一作目を出版し、『書籍化作家』になって体験したこと、わかったこと。
二作目『吾輩が猫ですか!?』の執筆に関わるちょっとした裏話。先に断っておこう。前作みたいな熱い感動や熱い展開は、今回はほぼ無い。
だが、もしあなたが『作家』という職業に少しでも興味を持っているのならば。これから語る雑多なことも、クリエイターにはよくあることなのだと、どうか心積もりしておいて欲しい。
それはきっと、あなたにとって、クスリと笑ってしまうような、あるいは心臓を抉られるような、ひとりの木っ端作家の体験記として、楽しめるはずだ。
これは『書籍化作家』が、かろうじて『小説家』と名乗れるかどうかになるまでの小さな、小さなノンフィクション。
これから作家を目指す方も、すでに作家である方にも、楽しんでいただければ幸いだ。
* 出版業界については、マイナビ経由ではなく、私が書籍化作家になってからの独断と偏見に基づいた見解に基づいてます。
* また、ここで描いていることは話半分で愉しんで下さい。あくまでも、お茶受けとして読んでいただけると嬉しいです。
話数:全18話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
意外と探したらありそうなのに無いのが書籍化の裏側……「私も書籍化出来たらなぁ」そんな思いを持って小説やエッセイを書いている皆さん。又は、「もう書籍化しているよ」書籍化の経験はあるけど、ほかの作者様の書籍化の裏側を見てみたい方々……一度このエッセイを読んでみてください。出版社による違いや、過去に経験した悪夢のような書籍化の作業の話まで……書籍化に至っていない人や、読み専の人達にも是非読んでもらいたい作品です。書籍化作家様の作品と言う事もあり、非常に読みやすい文章で読むのが苦にならず、読み終えた際には何かの幸福感までもが味わえます。そして、このエッセイの主人公になった妄想をしながらこのエッセイを読むと、あこがれの書籍化作家になった気分を味わえるかもしれません。書籍化の裏側をこのエッセイで覗いてみませんか?
創作とは常に闘いでしょう。だってそれは、自分の魂を切り売りする行為なのですから。とすれば、創作はまさにそれ自体が、一大エンタテインメントなのではないでしょうか――?本作は、このたび2冊目の書籍を刊行する作者による実録エッセイです。出版社からの打診、打ち合わせ、プロット作り……。「ここまで書いていいの!?」というくらい、書籍化の舞台裏が丸見えです。痛快な一人称でテンポよく進んでいくこのエッセイ。唐突なジョークに大笑いさせられたかと思いきや、創作者なら誰もが経験する試練にしみじみと頷かせられ……。ぐんっと引きこまれること請け合いです。作家仲間、編集者にイラストレーター、そしてなろうユーザーのみなさん……。実に様々な人々が登場します。誇張でも冷やかしでもなく、オールスターキャストのスペクタクルが展開されるのです。あなたの知っているあの人も、出ていたりして……?