評価:★★★★☆ 3.8

 しとしと降る雨から逃れるように軒下に潜り込んだ仔猫がいた。
傘をたたんだ玄関前、雨に濡れて体を震わせしゃがみこんでいるのを見つけた。
見上げる茶色の大きな瞳と目が合って数秒。
「ここにいてもいいぜ――一日30分、お前を俺の好きにしていいなら」
――それは小さな小さな迷い猫だった。


話数:全8話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:
舞台:未登録
雰囲気:未登録

その他要素
注意: