ねこのあいね 完結日:2010年11月8日 作者:川中流一 評価:★★★★☆ 3.8 しとしと降る雨から逃れるように軒下に潜り込んだ仔猫がいた。 傘をたたんだ玄関前、雨に濡れて体を震わせしゃがみこんでいるのを見つけた。 見上げる茶色の大きな瞳と目が合って数秒。 「ここにいてもいいぜ――一日30分、お前を俺の好きにしていいなら」 ――それは小さな小さな迷い猫だった。 話数:全8話 ジャンル:現実世界恋愛 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:現代 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:バッドエンドハッピーエンド その他要素 年の差 注意:R15 なろうで小説を読む
この話は、検索で引っ掛かったので読んだ話です。猫を可愛がる話かと思っていたのですが、これは純愛でした。とても切なくて、胸にジンと来る話だと私は思っています。少々イライラして、心がささくれ立ったときに読んだものですから、この話を読むことでイライラがどこかに旅立っていたように思います。ありないけれど、切なくてちょっとうらやましいお話です。けれど、すべての人がこれを好むとは思えないのですが、それでも同じ気持ちを分かち合える人に勧めたいと思いました。少し文体が馴染み難く読み辛い部分もあるかとは思います。それでも、たくさんの人に読んでほしいです。この話を読むと私の大事な人のことをもっと大事にしたくなりました。ぜひご一読していただければうれしいです。