評価:★★★★☆ 4.2
オンボロ古民家に一人暮らしの天願七海は、就活失敗して奨学金と訳あり借金返済に追われる崖っぷち貧困女子。
ある夜、庭先で子猫サイズの痩せた小さいおじさん(福の神)を自転車でひいてしまい、家に住ませることになる。
不思議な小さいおじさんは七海の祖母あんずさんの知り合いで、食事を与えるとご利益が授かるらしい。
そのご利益目当てにイケメン神人(かみんちゅ)青年が家に押しかけてご飯を作ったり、美少女JKに目の敵にされたり。
「私は小さいおじさん(福の神)のご利益で、貧困脱出する!!」
「福の神様、どうか僕のもとへいらしてください」
「ふたりともワシのために争わないでくれ。あれっ、もしかしてこれって三角関係?」
話数:全43話
ジャンル:料理モノ
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
もう一度言います。 これは、主人公が「幸せになる」物語ではありません。 ただマイナスからゼロへと戻るだけです。 全体を通して見ればプラスですが、主人公の天願 七海に限ってはプラスマイナス・ゼロです(個人的な感想)。 それでも読み終えて嫌な気分にはなりません。笑ってすんなりと飲み込める現代恋愛ファンタジー。 人によっては物足りないと感じることでしょう。 人によっては満足できる一作です。 なぜならこの作品は、読者とで幸せを「分け合う」物語だから。