評価:★★★★☆ 4.1
社畜な恭弥にとって、家族同然のワンコだけが唯一残されていた癒やしだったのに、そのワンコが病気で死んでしまう。
もう少し早く気付いていれば死なせずにすんだ。働き詰めで注意力を失っていたことが原因だと気付いた恭弥は上司に辞表を叩きつけ、病気の早期発見が仕事に含まれるペットトリマーを目指す。ペットトリマーに必要な道具を買い揃えた帰り道、なぜか異世界にいた。というか、イヌミミとシッポを持つイヌミミ族の暮らす楽園にいた。
なのに、イヌミミ族の毛並みは手入れ不足でちっともモフモフじゃない!
こうなったら、俺がグルーミング(毛並みのお手入れ)でお前達をモフモフにして、思う存分モフモフしてやる! と、恭弥はイヌミミ族トリマーのお店を開店する。
もちろん、ブラックな企業に勤めていたときのように働き過ぎたりはしない。イヌミミ少女をモフモフにして、その合間にイヌミミ少女をモフモフする、モフモフライフを目指すのだ。
――イヌミミ少女を次々にモフられ依存症にしながら、様々な問題をモフって解決っ! モフリストによるモフリストのためのモフモフライフ始まります!
話数:全22話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
お仕事小説か、ペット小説か、比喩系エロ小説か、はっきり分からないが、様々な読み方ができる作品。しかし、まさか恋愛小説ではないと思う。主人公ー恭弥ーも、最後まで対人ではなく対犬だったようなので。それはそれとして、主人公の、ペットトリマーとしての真摯な姿勢には(モフりたいという欲求があったとはいえ)好感が持てる。明らかなプロ意識が感じられる。でも、まあ、死ぬ前に本気出したかったね。ほかにも、明らかなセクハラであるとか、こんなの作れるわけないとか、いろいろ突っ込みどころはあるけれど、それは、某有名作品をはじめとする他作品にも言えることで、ていうか、それを言ったら、ラノベは成り立たないので、つまり、要するに、ラノベは面白ければ何でも良いのだ。