評価:★★★★★ 4.5
「運命の糸ってさ、赤色だけじゃないと思うんだよね。で、赤が恋愛なら、緑が友情かなぁって」
僕と彼女の関係は、親友。
そんな彼女と過ごす、高校1年の夏休み。彼女の気まぐれな提案で、僕たちは海に行った。
そこで見つけたボトルメッセージをきっかけに、僕たちの関係は変わっていく。これは、小心者の僕と少し変わった彼女の一夏の物語。
「私たち、赤色になれたのかな?」
「もう緑ではないとは思ってる」
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9月15日に完結いたしました。
10月27日に加筆を行いました。
本作品は完全なフィクションであり、実在する団体(特に学校)とは一切の関係がありません。
感想、ご意見、ご指摘は広く求めております。
話数:全16話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
思春期の多感さ、そして不安定さを独特の切り口で捉えて見事に描ききった衝撃作。一読の価値があります。ぜひ、ご覧ください。主人公は高校生2人、同じ部活に通う男女です。あるとき、運命の糸が見えるという少女の手紙を読んだこと、そして、その少女が大事な人と黒い糸で結ばれていることに絶望して死を選ぼうとしていることを知り、2人はある決意をします。「運命の糸の色は変えられる」2人の関係は緑の糸。この色を赤に変えることができれば、少女に希望を与えられるはず。かくして2人の関係は……。作中、数回登場する以下のやりとり「その服、似合ってるよ」「制服だよ」「まるで高校生みたい」「高校生だよ」これが、毎回異なる意味合いを持ちます。その描き分けに私は身震いしました。このやりとりにどうぞ注目の上、この作品の不可思議な世界に入り込んでみてください。