評価:★★★★☆ 4.2
なんの取り柄もなく、大した知識もない20代男性がいきなり無人島へ突入した。
無人島での生活で体験したことや感じたことを、記憶を頼りに書き出していく懐古録。私は数年前に、無人島を舞台にした、とある実験へ参加しました。
実験についての内容はぼかしながら書いていくので、半分くらいフィクションだと考えていただければ幸いです。
話数:全15話
ジャンル:料理モノ
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
作者の実体験に基づいたお話。小説というよりもエッセイという表現が正しいかもしれない。作者の体験談を基にしており、無人島生活の過酷さがリアリティを持って押し寄せてくる。我々が知識として持っている火起こし、水の確保などの情報が、いかに役に立たないかがよく分かる。仲間と協力し、いがみ合い、疑心暗鬼になりながら生活して行くさまは読者の想像力を掻き立てる。自分だったらどうするだろう。リーダーとしてやっていけるのか。もっと上手くやれるんじゃないか。なんて、思わず考え込んでしまう。文体も読みやすく、一話一話の内容も完結にまとめられており、かつ完結しているので安心して読める。作者の他の作品も面白いので、ぜひ一読をお勧めしたい。