評価:★★★★☆ 4.1
家族と揉めて家を飛び出した恭一は、偶然辿り着いた先の病院で将棋好きのお姉さんと出会う。
初対面の主人公に対して、いきなり自らがもうじき死ぬ運命であることを明かすお姉さん。
気まずさを覚えつつも、恭一は誘われるがままに対局を行い……。将棋を通じて徐々に距離を縮めていく二人。
やがて訪れる彼女の死を、恭一はどのようにして受け止めるのか。そう──これは、余命三ヶ月の物語。
話数:全11話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
仲の好い友達と切磋琢磨してプロの棋士を目指していたナツメ。しかし夢はかなわなかった。夢が破た彼女のせなかに、ふたつの荷物が載せられる。一つは後悔。プロ棋士になった親友に言ってしまった言ってはならない一言。そしてもう一つは、命の制限時間。誰もが死からは逃れることが出来ない。遅かれ早かれ人は死ぬ。読んでいて、もし自分ならと思う。でも魔法の杖でもない限り言ってしまった言葉は取り消せやしない。死ぬと分かっているからこそ「もう死ぬから許してなんて言えやしない」そんなナツメが出会った魔法の杖の君。悲しくも温かい友情の物語です。