評価:★★★★☆ 4.2
受験戦争、就職氷河期と夢なき世界を過ごし、FXで失敗し、仕事を選ぶ余裕もなく親の伝手で月給138000円の仕事に就いた中年、天城大輔。
才能がない自分はなにをやっても駄目だと人生をあきらめていたが、実はサッカーの天才だった。
42歳にしてその才能が開花する。
話数:全12話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
完結日:2018年10月21日
作者:長野もね男
就職氷河期、天城大輔はドラッグストア向け商品卸問屋の営業マンとなるしかしFXで金を溶かし、借金までこさえてしまう再就職先は月給138000円の従業員八人の旋盤製作所あるとき天城は従業員仲間に草サッカーの助っ人として呼ばれて……最初はサッカー:ヒューマンドラマの割合が2:8くらいで、『これサッカーじゃなくても良いんじゃね!?』と思いましたが、読了後は『この作品はサッカーで良かったんだ!!』と清涼感漂う晴れ晴れとした気持ちになりますこれほどヒューマンドラマらしいヒューマンドラマはなろうではあまり見かけることが出来ませんタイトル名に一方的に騙されてはいけませんその証拠に5000ポイントも評価が付いているのですみなさん、中身をちゃんと読んでしっかりと評価をしているのだと思います『中年サッカー』、その喜怒哀楽を二乗したような人間模様を共に楽しもうではありませんか!
運動してない中年のおっさんがいきなりサッカーで大活躍? ムリムリムリ!そう思わないでもない。いや実際そうなのだろうと思う。だが果たしてありえないのか?身近に居ないだろうか。妙な事が妙に上手い中年のおじさん。忘年会の余興で披露された手品だとか、たまたま同席したカラオケでの歌声だとか、ゲームだったらレースゲームだとかFPSのエイムだったりとか。趣味で続けていたことなのかもしれないし、やってみたら意外と出来たことなのかもしれない。可能性はゼロじゃない。ならあったっていいんじゃないだろうか、こういう話。中年のおっさんがスポーツ人口の多いサッカーという舞台で才能を開花させた時、なにが起きるのか。狭い世界で終わるのか。それとも無限に羽ばたき世界一成り上がったオールドルーキーになるのか。なろうというライブ感のある場所で執筆される本作、週末の楽しみに加えては如何だろうか。