評価:★★★☆☆ 2.5

幼い頃、手にした一冊の本。その物語の中の少女に恋をした少年。
叶うはずのない想いを胸に抱き、少年はずっと、この世界の中で架空の少女と出逢う――、そんな夢を見続けていた。空高くそびえ立つ大樹の下で、ずっと夢を見続けていた。
けれど少年は、いつしかそんな記憶すら忘れてしまっていた。

毎年、夏休みに父親の実家を訪れていた少年は、この夏も家族と共に里帰りをする。
少年のお気に入りの場所―――その大樹へと向かう道の途中で、彼は自転車に乗った一人の少女とすれ違った。
思わず少女に声をかけた少年は、一瞬で恋に落ちたと気付く。
少女の名は彩夏。
その日から毎日、少年は少女と一緒に過ごした。その少女から大樹の話を聞いた少年。
その大樹は、地元の子供たちから〝世界樹〟と呼ばれ、古より村を護る御神木として村人から崇められており、ある言い伝えがあった。
それは、この御神木の下で同じ夢を見続けると、僅かな夏の間だけその夢が叶うという、何かのギャルゲーにありそうな伝承。
そんなことは知らずに、何年も何年も、大樹の下で夢を見続けていた少年。
しかし、少女から聞かされた御神木の伝承を信じる事もなく、少年は彩夏との掛け替えのない日々を過ごす。
やがて夏は終わり…おっと、これ以上は言えないぜ!!

――――そんな、笑いあり、涙ありの心温まる恋物語に仕上げてみました。


話数:全14話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象