評価:★★★★★ 4.5
――好きです。
因幡フユ、推定十六歳。左掌に『銀の鍵』を埋め込まれた、寒い季節に生まれた子供。
フユは同じ『銀の鍵』である曙川ヒナと共に、高校二年生になった。
今までに見たことのなかった、光溢れる眩しい世界はフユの内面を変えていく。
しかしその心の奥底には、暗く悲しい過去が封印されたままだった。ヒナの幼馴染で恋人の朝倉ハルには、仲の良い男子の友人たちがいる。
お世辞にもカッコいいとは言い切れない彼らのことを、ヒナはジャガイモだのサトイモだのと言いたい放題だ。
その内の一人、ジャガイモ2号こと和田シュンヤは、口数の少ない物静かな存在だった。「私は多分、和田くんが考えているようなどんな女の子でもないから」
人の心を読む魔性の力、『銀の鍵』。それを操るフユは、ヒナとは違う『化け物』なのか。
「魔女先輩を紹介します」にも登場したフユのその後、青春時代を描いた物語。
「ハルを夢視ル銀の鍵」シリーズの第十五話になります。
シリーズを通して読まれた方が数倍お楽しみいただけます。シリーズURL
http://ncode.syosetu.com/s0075d/第一話「ハルを愛する人」URL
http://ncode.syosetu.com/n7684dg/
話数:全7話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象