転生したら魔王の放蕩息子な件

組織の上に立つ人間の多くは「元・優れた部下」です。しかし実際問題として、最も優れた部下が最も優れた上司になるとは限りません。で、いつも思うわけです。本来出世コースから外れている人間が、「実は彼、部下より上司の方が向いてんじゃないか？」と。本作の主人公は（異世界に転生した）魔界の王子です。したがって、彼に問われるのは部下としての能力ではなく「上司の能力のみ」です。とはいえ、基本的に主人公は「放蕩息子」。したがって一見すると無能な上司です。しかし、あなたの周りにも主人公のような人物は存在しないでしょうか？「部下としてはダメでも、上司としては有能」たまたま出世した人物が思わぬ成果を出してしまう・・・もしかしたら、あなたの周りにも本作の主人公のような人物が存在するかもしれません。あるいは、あなた自身かも（！？）

twitterから来ました！ゴリゴリの異世界転生モノかと思いきや、現実での生活水準とマッチングがされていて、劣等感を強く感じる主人公に共感要素の高い作品だなぁ、と感じました！また、リアリティのある描写が特徴的で、頭のなかに風景描写や関係性がしっかりと浮かびます！読者想いなイメージ観がある作者さんが書いた作品なんだなぁ、と思いました！読ませて頂き有難うございます！

黒田雛緒のツイートから来ましたHANGMANに在籍しているMasonと言います。独特な世界観と転生したら魔族で落ちぶれていってしまったというところで今後の展開に期待が持てる作品です。また、主人公のセリフが少ない分心理描写を多くしているところが大変主人公の感情がよく分かるものです。偉大な父やよくできる弟、それに関連する王族の独特な描写も印象的でした。ぜひこれからも頑張ってください。