評価:★★★★☆ 3.9
とある日本に、体長百メートル、尻尾までを含めた全長は二百メートルに届きそうな、二足歩行する小顔のトカゲのような姿の大怪獣が接近していた。
それは過去、口から吐く破壊光線で関東と関西を焼け野原にした『破壊神』と称される怪獣だった。そんな大怪獣が日本に上陸し、蹂躙しようとしたとき、その足元が不意に輝く。
その不思議な輝きが止むと、そこにいたはずの大怪獣が消えていた。場所は変わって異世界では、魔族の侵攻に悩む人間種族が、魔族を撃ち滅ぼしてくれる存在を求めて、英雄召喚の魔法陣を発動させる。
しかしその魔法陣から出てきたのは、その世界の人たちが『地竜』と誤解してしまう容姿を持つ、体長百メートルの大怪獣だった。これより、大怪獣の異世界破壊と闊歩が始まる。
話数:全29話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
異世界からの召喚、それは今や王道の一つであろう。それで呼び出されるものと言われて何を思い浮かべるだろうか。在り来たりな人間。ちょくちょくある戦闘のお助け的な召喚獣。はたまた便利な道具だろうか。それとも召喚に失敗して悪魔等の召喚であろうか。大抵はこんなものではなかろうか。しかし!今回呼び出されたのは大怪獣!召喚獣という括りかもしれないが100メートル級の大怪獣というのはまずお目にかかったことはないのではなかろうか。大怪獣の名にふさわしく当然ながら言うことは聞かず力はその容姿にふさわしいとんでもないもの。物語はほんとにまだまだ始まったばかり。大暴れする大怪獣とそれに対抗する異世界人の織りなす今後の物語に俄然期待が高まります。ちょっとでもタイトルに魅かれたら物は試しに読んでみることをお勧めします。もしかしたらこの作品を機に異世界大怪獣ものが出てくる可能性も・・・