評価:★★★★★ 4.5
表立って有名では無いが、その事件の解決率の高さで業界内では信頼度が高く、知る人ぞ知る名物探偵事務所があった。
その名も『杉生探偵事務所』。
所長である杉生優雅(すぎうゆうが)に父親殺害事件を解決して貰い、優雅に一目惚れした主人公、南中ほのか(みなみなかほのか)は、助手の助手として雇われることに。
そして日々、忙しい時を過ごしていた彼らに、ある日差出人不明の手紙が届く。そこにはこう書かれていた。
『助けてください。永遠に繰り返される悲しみのループから。』
意味深げな手紙の謎を解決する為、ほのかはひとりで(?)立ち向かう!謎めいた何かのパワーを隠し持つ所長と、探偵ド素人の南中、そしてたまにしか出て来ない助手の佐賀が織りなすちょっと不思議なライトミステリー前編。
話数:全2話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:全年齢対象
総将園家の龍の宝石を探す、名探偵の助手の助手、南中ほのか。彼女は最初、「本当に大丈夫なのか」という足取りで捜査をしますが、若いなりに良く足を動かし、「奇跡」によって真相を手にします。惨劇を抑えるのは自分。そういった意志が、文章の中、ほのかの一人称視点での心理描写からよく伝わってくる名作です。ぜひ読んで、彼女の視点になって事件を解決してみてください!すぐ読めるのでおすすめです。