評価：★★★★☆ 4.3
楽器を抱えて僕が降り立った街は、海風の匂いと賑やかさに満ちた小さな楽園だった。不思議な力を使う美しいピアノ弾きとの出会いで、僕は冒険の渦中へと吸い込まれていく。不老不死の魔術？ ギャングの襲来？ 構わない。ドンと来たらいいさ。僕はへこたれずに、ジャズのリフレインを吹き鳴らし続けてやるからね。
話数：全16話
ジャンル：仕事もの
時代：未登録
舞台：未登録
雰囲気：未登録
展開：未登録
注意：全年齢対象
アベンチュリン蓄音譚
完結日：2018年12月1日
作者：KAIZOKU
主人公は旅のジャズミュージシャン。ミュージシャンである彼の言い回しは、リズミカルで音楽を奏でているように軽快。小粋な言葉でテンポよくストーリーを進行していきます。ひとたびページをめくれば、その時代、その街の、匂いや景色が鮮明に浮かぶような物語。書き出しは紀行小説的でもあり、まるで自分が旅をしている気分。とってもおシャンでエモい秀逸な文学作品。
みんなジブリ好きでしょジブリ。あのジブリ。パヤオ先生の。宮崎駿監督の。ゴローさんの作品も悪かないけどなんだかんだでジブリアニメは宮崎駿監督のイメージじゃないですか。キャラデザもなんとなくわかるじゃないですか。もののけ姫とか、千と千尋の神隠しとかの系統でなくて、ナウシカ、ラピュタ、カリオストロの城の、あっちのほうの。それでふーんとなったらイメージがつきやすいと思います。