大豆以外が敵となった世界で、思いつく限りの大豆料理を作って帰る物語

“よくある「異世界に現代地球由来の文明持ち込む系のやつ」かなー、と軽い気持ちで読み始めたら想定以上の試練の連続で…！Youtubeの人気動画 “”Primitive Technology”” にも似た超原始生活からいつ抜け出せるのかと思っていたら、どんどん怒涛の展開に。読みながら何度も「ぇえー！そんな状況…もう無理でしょ！！」と思わされては、地道な努力を積み重ねて解決する主人公のメンタルの強さに感心しています。この状況からエンディングにどう着地するのか、楽しみに待っています。(追記)そう書いた翌日に完結するとは思いませんでした…もっと読みたかったような、しかし最後の食品のようにクセのある作品だったのでこれで適量、腹八分目としておくのも良いかもしれません。完結ありがとうございました！”

このタイトルを新着で見た時、思わず二度見しました。そして、あらすじを見て一旦は引き返しました。だけど、自分の中の何かが告げるのです。これは読んだ方がいい。いや、読むべきだ。今、読もう！そして一話をめくった自分は、気がつけば最新話で次へを押せない悲しみに浸っていました。数話読むともう無理です。独特の世界観にハマって抜け出せません。極限のサバイバルです。いきなりハードモードから始まります。大豆以外は全て敵なので襲ってきます。途中までは大学生の女主人公、結城実の独白で話が進みます。会話はないですが飽きさせない文章です。中盤からは別の登場人(?)物も出てきます。主人公がとにかく強い！何にもめげず、負けず、諦めないです。そして外道です。大豆以外、何もないところから、石器時代、縄文時代、青銅器時代と文明を駆け上がる主人公の奮闘に、手に汗握ること間違いなしです。