評価:★★★★☆ 3.9
誰もが魔力をもち魔法が使える世界で、アンナリーナはその力を持たず皆に厭われていた。
運命の【ギフト授与式】がやってきて、これでまともな暮らしが出来るかと思ったのだが……
与えられたギフトは【ギフト】というよくわからないもの。
だが、そのとき思い出した前世の記憶で【ギフト】の使い方を閃いて。これは少し歪んだ考え方の持ち主、アンナリーナの一風変わった仲間たちとの日常のお話。
冒険を始めるに至って、第1章はアンナリーナのこれからを書くのに外せません。
よろしくお願いします。この作品はアルファポリス様にも掲載する予定です。
話数:全577話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
まぁ良くあるテンプレ系の不遇の主人公がチートなスキル(作中ではギフト)を得て常識はずれな行動で起きるドタバタ系・・・と、思わせておいて本作の凄さはそんな処では無い!!なにせ一日一つのギフトを得てしまう主人公!ここまで御都合主義なチート主人公は今までいなかったと思いますそしてそこまでチートな才能を得ても主人公にいやらしさは一切ありません。これはひとえに作者様の表現と、主人公のキャラ設定がきちんと固まっているからだと思います明日は何のギフトを得るのかな?と普通とは違う楽しみ方の出来る作品です・・・でもこのまま進んで行ったら一話全部ステータス表示で終わるんじゃないか?と余計な心配をしています(笑)
わしは本の虫じゃ。長い年月を経て、仙界へと昇天せしわしが言うのじゃ、間違いない。 この作品は、一味も二味も違うぞい。 タグを見ればああ、テンプレ作品かと思いよるものじゃが、話数三十にしてその範疇を遙か斜め上に飛び越えておる。否、軽く躱しておると言うべきかの。 なにも持たざる少女が、優しき老薬師の元で修行しておったが、その老薬師とも死に別れてしまう。しかして少女は、【ギフト】を授かるのじゃ。 これは日に一つのみ、スキルを獲得できるという魔法のチートじゃ。これを嫌みなくさらりとこなしていくのじゃが、そこで転生が意味をなすのじゃよ。 齢十四の少女が、成人女性の冷静なる精神と融合し、身寄りなく虐げられてまいった村から飛び出でて、向かうは幸せの待つ楽園、はたまた茨なす冒険の日々か。 いずれの道を歩むとも、アンナリーナよ。そなたの行く末、わしらでしかと見届けようぞ。