評価:★★★★☆ 4.2
■完結しました。
コツコツとこれまで真面目に生きてきた土宮正司(つちみやただし)は、その優しい性格から損も得もしてきた。ある日、タンスの中から異世界に落っこちてしまうも、そこは正司の好きなスキル制の世界。
ただし、スキルを得るのも上げるのもクエストをこなさねばならないという、ちょっと変わった仕様。コツコツとクエストをこなし、多くのスキルを取得してのんびり暮らしたいと思うものの、そのクエストを受け続けると、いつの間にやら有名に?
正司は異世界で人と出会い、人の願いを叶えていく。その過程で自分のなすべきことを見つけるようになるのだが、そのなすべきこととは?
正司は異世界で一旗揚げるのか、揚げないのか。
それはもちろん、揚げま……すん。
話数:全138話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:全年齢対象
物語の冒頭部分は確かに異世界に転移したタダシが主人公です。ただこの主人公に感情移入をしながら読もうとするならば、恐らくストレスばかり感じることでしょう。 タイトルには「お人好し」と書かれていますがこの主人公、お人好し要素皆無です。人の話は聞かない、他の人を観察しない、自分のやりたい事を後先考えずに実行する。そんな暴走超特急ですから、彼に感情移入しようとするとストレスばかり感じることになるわけです。 ではどこに魅力を感じるのか? 脳みそスライムの主人公が撒き散らす迷惑行為を必死に消化し、フォローする、リーザをはじめとする登場人物たちの悪戦苦闘の物語。 そんな群像劇として読むと本当に面白くできています。主人公は単なる舞台装置なんです。
安心して読めます。ハラハラドキドキも良いけど、ほのぼのとした作品?いえ主人公がほのぼのしていて癒されます。現実の世界では、こうも上手く行かないけどクエストを通して人々が少しだけ幸せになる所が癒されます。ただ読む時、1話がとても長く読みごたえがありますのでお覚悟を!(笑)でも本好きな方は関係ないかも!さぁ!はまる作品をお探しの、そこの貴方この作品を読んで合うか試してみては?一時の幸せが貴方に訪れますように!
まず主人公には感情移入するのがかなり難しく感じます。ただただ善人です。しかし主人公の行動によって起きる出来事に対する周りの人々の反応の描写はそれぞれ物凄く心理描写が書かれています。全体的に主人公より周りの人々がとても生き生きしています。読んで行くのに全くストレス感じませんし、主人公が行動起こすと周りはこう考えるのか、と自分の視野が広がります。軽く読める上に自分の視野が広がる。これは凄い小説です。是非とも読んでいただきたい小説です。
初めてレビューします。今までなろうでは累計で200作品は読ませていただいてますが、この作品ほどストレスフリーに読めるものはないですよ。キャラ、ストーリー、文章構成どれも適切であり、最適な描写です。無駄に長い説明、無駄に多い擬音、同じ言い回しを何度も羅列する。そういった小手先だけで小説書いてるんだぜ♪みたいなつまらない作品とは一線を概す素晴らしい作品です。いや〜、続きも気になるし著者様の他の作品も面白そうなので幸せいっぱいです。皆さんも是非、最高に優しいチートを楽しんでください。
主人公は異世界に来てチートな力を手に入れますが普通に悩んだり周りに流されたりしながら、クエストで人を助けながら自分の道を歩いていきます、そしてこの異世界に来て力を手にした自分には何が出来るのかと考えながらもクエストでは毎回周りを驚かせる事を仕出かしますそして縁のあった周りの人から現地の事を学びながら日々を過ごしそして異世界の事を知り、どうにかしたいと思いどうすれば良いのかと考えてます。嫌なことは嫌と言い、理不尽な事には憤る、人から注意を受けたらちゃんと考え、チートはあるけど自分一人では出来ないこともあると知る、そんな異世界で右往左往する一人のお人好しな主人公の物語。今後の展開が楽しみで更新が待ち遠しい作品の一つだと私は思ってます。
どんなに可笑しく見えても、それは、無自覚な異世界人の成せる技なのだから、仕方ないのです! 大人だったら判りますよね~! これは社会の仕組なんです!。。。_| ̄|○此処は一つ、良識ある大人の余裕を見せたい物です。・・・・・・だけど、誰が正司に止めを刺すんでしょうね? ( ̄ー ̄)ニヤリ(お前のせいで!世界中が敵になったら、どう責任を取ってくれるんだぁーーーー!!!!)ヤッパリ、子供でした。 正司に止めを刺したのは、なんと! ( ̄ー ̄)ニヤリ生き残りのために捨てられた人々の世界に、子供たちすらも追いやられる姿を見せられ遂に! 王様は、『裸で何処が悪いー!』と、世界一非常識な旗を高々と掲げるのでした。 大人として、ニンヤリしながら楽しむも・・・・・・ こんなの、在り得なぁ~い!と喚きながら読むのも・・・・・・『裸で何処が悪いー!』と居直るも・・・・・・全て、自由です。
主人公は、もはや人間ではありません。神です。なぜ、とっとと世界征服しないのでしょう。訳が分かりません。そもそも、これだけ飛びぬけた力を持った主人公設定なのに、どうしてこれほど穏やかな世界観なのでしょう。ほかの作品なら、すでに20話あたりで話も作者も壊れています。もちろん、読むほうも壊れています。なのに、まるでよつばと!(14巻発売中!) を読んでいるかのような穏やかさがあります。何もぶっ壊れていません。これは、やはり、作者さんの実力と経験によるものでしょう。生半可な力量と実績では、無理かと思われます。作者さんの他作品についてのコメントは差し控えますが、少なくとも、この作品は(今のところ)傑作です。最後は大傑作になっているかもしれません。皆さん、ぜひ読んでください。
いくつもの長編作品を安定した更新と内容の密度で書いている作家の新作。全く内容は「魔女の宅急便」と関係ないが某国民的アニメ監督がやりたいことをつめこんだ作品を一通り作ったあとに、ある意味空っぽになってから人々が喜ぶ作品をと作ってみたら大ヒットしたという点が似てる(といいな)シャープな士官、癖だらけの愉快な仲間達、特殊才盛り盛りのパン屋のバカ、ヒャッハー脳筋と様々な個性的な主人公で異なるテーマの作品を書いてきた実力確かな作者が、あえてストレスフリーなチート異世界転移物というなろう王道を書いたらこんなに面白い!こいつは大ヒット間違いなし(だといいな)